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仲良くする必要ナシ!職場で苦手なあの人との付き合い方

仲良くする必要ナシ!職場で苦手なあの人との付き合い方

どの職場にもいる、ちょっと苦手な人や、合わない人。それがあなたの上司だったり同僚だったりすると、会社に行くのが憂うつになりますよね。
仕事の悩みとして常に上位にあがるのが「人間関係」です。「あの人さえいなければ、気持ちよく働けるのに…」そう考えて、イライラしてしまうことはありませんか?
今回は苦手な相手とうまく付き合うことで、仕事のストレスを減らす方法をお伝えします。

我慢して付き合う必要はない

あなたはどうして、その人のことが苦手なのでしょうか。

「仕事をちゃんとしないから」「常にピリピリして嫌なオーラを出しているから」「上から目線で偉そうだから」など、理由はさまざまです。

こちらが悪いことをしたわけでもないのに、毎日我慢して働かなければいけないなんて、理不尽です。我慢が積み上がって、「大嫌い」なレベルになっているかもしれません。

でももうこれ以上、我慢しなくてもいいんです。
次にご紹介する方法で、ぜひ明日からのストレスを減らしてください。

会社は仕事をする場所で、友達を作る場所ではないと心得る

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会社とは、多くの人間が集まって仕事をするための場所です。いろんなタイプの人がいますし、仲良くなるのを前提とはしていません。嫌いな人がいることが普通なのです。

誰だって何かしらを我慢して、仕事を円滑に進められるようがんばっている場所。それが会社です。

小学校や中学校でわたしたちは「みんな仲良く、人の嫌なところではなくいいところを見つけましょう」と言われて育ちました。ですがそれを、職場で同じようにする必要はありません。

スムーズに仕事ができてさえいれば、あなたが誰を嫌いでも、問題ないのです。

苦手な人との適切な距離をつかむ

正直に「あなたが嫌いです」と態度に出すと、こっちが悪いかのように思われてしまうのでやっかいです。職場で自分への被害を最小限に、かつ快適に過ごすためにはどうすればいいのでしょうか。

例えあなたがどんなに不愉快な思いをさせられていても、その感情を表に出すと「大人げない」と言われてしまいます。

覚えておいてほしいのは、あなたが苦手な相手のことを、ほかの人も同じように嫌いではないということです

まわりからは「困った人だな」くらいで気にされていなかったり、上司からは逆に「要領がよくて仕事ができるやつ」と思われていたり。そんな状況でイライラを表に出すと、今度はあなたが職場の不協和音になってしまいます。

自分が損しないためにも、苦手な相手にはビジネスライクに接しましょう。ただし、必要最低限の礼儀は守ってください。例えば、ちゃんと挨拶する、仕事の話は好き嫌いを抜きにしっかりする、など。

それさえできれば、お昼ごはんを一緒に食べたり、したくもない世間話をしたりする必要はありません。適度な距離を保ち、深入りしないのが心を平和に保つコツです。

どうしても我慢の限界なら、誰かに相談を

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もし相手と同じ空気を吸うのもイヤだったり、昼休みや飲み会で一緒に過ごさなければいけなかったりする場合。

ちょっと冷静に、どうしてその人が苦手なのか考えてみてください。

もしかして、理由なく冷たくされていたり、セクハラやパワハラに当たる扱いを受けていたりはしませんか? お昼ごはんを断ると仕事がしにくい空気が出ているなら、それもパワハラです。

ささいなミスで強く怒られる、笑えない冗談を言われて傷ついている、女だから、男だからと決めつけて話される…。

そういったことが続いているなら、誰かに相談しましょう。信頼できる同僚や上司、または会社のハラスメント相談窓口でも良いです。もちろん、家族や友達でも。

ハラスメントではないけれど、相手の話し方が嫌だ、雑な仕事のしかたが嫌だ。そういう場合は、もう「そういう人なんだ」とあきらめることも必要です。

「普通に話したり、仕事したりできない人なんだ」と考え、あとは気にしないこと。自分の仕事さえしっかりできていれば、ほかの人がどうであろうと関係ないのが、会社の楽なところです。

退職を考える前に異動願いを出してみよう

仕事に不満はないのに、人間関係が上手くいかない、もう辞めたい!

そう思ったことは、誰にでもあるはずです。でも、転職って簡単ではないし、次の職場はもっとひどいかもしれない。私が我慢すればいいだけかも…。

そんなときはいっそ、上司に今いるチームや部署を変えてもらえないか、交渉してみてください。もちろん正直に理由を言う必要はありません。「家庭の事情」でも「スキルアップのため」でも、話そうな理由で話してみましょう。

ただしこの方法は何度も使えない上に、リスクもあります。異動先にもっと苦手な人がいるかもしれません。あなたが今の場所で重宝されていたら、要望が聞き入れられないかもしれません。

しかし、仕事を辞めて新しい職場を見つけるよりも、手軽に環境が変えられます。もし限界が来たら、一つの手段として考えてみてください

嫌いな人は増やさないほうがいい

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最近、まわりにイライラさせられることが多いと感じたら、少し気をつけてください。他人の嫌な部分は、自分自身の見たくない部分であることが多いからです。

仕事ができない後輩に必要以上にイライラしてしまうのは、あなたの「完璧主義で自分の失敗を見たくない」という気持ちの裏返しかも。他人のウワサ話ばかりする同僚が嫌いなのは、「心の中にいるウワサ好きの自分」を認めたくないからかもしれません。

自分に厳しく誠実に生きようとしている人ほど、他人の言動も許せなくなってしまいます。そんなときは肩の力を抜いて、心の休憩を取るようにしてください。

人を嫌えば嫌うほどエネルギーを消耗します。ムダに疲れないためにも、まずは自分に厳しくするのをやめましょう。

苦手な人ではなく、味方を増やす

職場に苦手な人がいても、それ以上に味方が多ければ、気持ちはかなり楽になります。

この場合の味方というのは、一緒になって嫌いな人の悪口が言える相手ではありません。あなたの仕事ぶりを認め、何か困ったときに助けてくれる人たちのことです。

学生の時は、成績がいい子や足が速い子が人気者でした。しかし会社では、きちんと仕事をする人が重宝されます。飛び抜けて仕事ができる必要はありません。

業務連絡をまめにおこない、与えられた仕事はきちっとこなし、わからないところはそのままにせず質問する。そういったことの積み重ねが、あなたの信頼となり味方を増やしていくことに繋がるのです。

苦手な人の存在は憂うつですが、あなたの力で職場を居心地のいい場所にしていくことはできます。ただし、本来の自分以上によく見せようと、無理をする必要はありません。

与えられた仕事に集中し、味方を増やすことで、苦手な人の存在は薄まっていきます。

まとめ:心のバランスを上手に保とう

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どんな職場でも、苦手な人はいます。理由はないけど「なんとなく生理的に受け付けない」相手もいるでしょう。

それはある意味、仕方がないことです。あまり考えすぎずに、今回紹介した方法を試してみてください。

ポイントは「相手に期待しすぎないこと」もともとのハードルを下げておけば、イラっとさせられることもありません。

そして仕事で溜まったストレスは、仕事以外の場所で思いっきり発散してください。そうやって心のバランスをうまく保ち、明日からもがんばってくださいね。