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月曜日の朝は憂鬱?つらい週はじめを気持ちよく迎えるためにオススメの書籍3選

月曜日の朝は憂鬱?つらい週はじめを気持ちよく迎えるためにオススメの書籍3選

週末ゆっくり休んだはずなのに、月曜日の朝になっても疲れが取れない。休み明けの月曜日は憂鬱になりがち…。そんな時、読めば元気が湧いてくるような書籍を3冊ご紹介します。週はじめの月曜日をスッキリ気持ちよく迎えましょう。

週末も仕事のことが頭から離れない…、
10秒で気持ちを切り替えられる本

月曜日の朝は憂鬱?つらい週はじめを気持ちよく迎えるためにオススメの書籍3選_1

お休み中も仕事のことや人間関係の悩みが気になって、なんだかもやもや……。休みたくても休めない、そんなことありませんか?本書は、「なにもかもうまくいかない」と思い悩むシンクロ星のプリンセス、シンクロちゃんが、地球で「10秒スイッチ」をマスターしていくという物語。10秒スイッチとは、自分の考えや感情にOKを出して、10秒で気持ちを切り替えていくというメソッド。10秒スイッチを入れ続けていると、幸運な偶然の一致が起こりまくる「シンクロ体質」になれると本書は伝えています。

シンクロニシティとは、心理学者のユングが提唱した考え方で、「意味ある偶然の一致」を指します。著者であり行動変革コンサルタントの佐藤由美子さんの言葉を借りるなら、今の自分にぴったりの出来事がタイミングよく起こること。

たとえば、会社帰りにとても疲れている時に、混雑していた車内で「座りたいな…」と思った瞬間に、自分の前の席が空いたりすることも一種のシンクロ。他にも、自分が欲しいと思っていたものを友人が偶然譲ってくれたり、「あの人元気かな?」と考えて歩いていたら次の角でその相手に出くわしたりすることもシンクロです。

著者は「10秒スイッチ」を基本に、シンクロを起こすコツを様々な角度から伝えていますが、その本質にあるのは、「“今”自分が何を望んでいるかを明確にすること」。自分がどうなりたいかがはっきりしている人ほど、自分に何が必要なのか分かるので、必要な行動を取ることができます。10秒スイッチを行いながらシンクロを意識して生きることは、「くよくよ」した思考を「イキイキ」とした思考に変えてくれます。

シンクロが続けば単純に人生が楽しいのはもちろん、あらゆる流れがスムーズになって、「なにもかもがうまくいっているなぁ」と実感することが増えるでしょう。マンガも随所に入っているので、あっという間に読めてしまう一冊です。

今の社会に窮屈さを感じていたら…、
子どもの時の自由な発想を思い出す本

月曜日の朝は憂鬱?つらい週はじめを気持ちよく迎えるためにオススメの書籍3選_2

続いては絵本のご紹介。お兄ちゃんから「みらいってたいへんなんだぜ」と聞かされた女の子が、おばあちゃんとの対話の中でたくさんの未来を想像していくというお話です。
服を汚しちゃったらお母さんに怒られちゃう」ではなく、だったら「部屋を全部汚しちゃえばいいじゃない」と、自由ではつらつとした未来を描いています。黒か白か、1か10か、良いか悪いか、好きか嫌いか、二項対立的な社会で窮屈に生きている大人たちにとって、女の子の発想力はハッとする気づきになりそう。

本書の中で描かれている女の子が思いついた未来は、「まいにちウインナーのみらい」、「いちにちじゅうパジャマでもいいみらい」、「『まいしゅうどようびはクリスマス』のみらい」、「ロボットがだっこしてどこでもつれていってくれるみらい」など。無邪気でユーモラスな未来が次々に展開されます。ロボットがだっこしてくれる未来はまだ難しいかもしれませんが、1日中パジャマでウインナーを思う存分食べる休日は大人になった私たちにはできるかも!?

人気作家ヨシタケシンスケさんの細やかでかわいらしい絵にも癒やされ、「たいへんな未来しかないわけないでしょう?」というメッセージに元気をもらえます。

心休まる時間が欲しいなと感じたら…、
新しい趣味に出会える本

月曜日の朝は憂鬱?つらい週はじめを気持ちよく迎えるためにオススメの書籍3選_3

せっかくの休日。予定を詰めて楽しむのもいいですが、心が休まるひとときを過ごすのもいいですね。そこでオススメしたいのが、癒やしのインテリアグリーン「苔盆栽」のガイドブック。鉢と土と苔があれば始められる苔盆栽のノウハウを、写真もふんだんに掲載しながらやさしくレクチャーしてくれます。

苔盆栽が好まれるポイントは、器とアレンジが自在である点。苔は何年経っても大きくなることがなく、小さいままで育てることができるため、器の大きさを選びません。また、適度な湿気を好むので、ガラス容器などの器も使うことができ、様々なアレンジが可能となります。
本書では、「ペットボトルのキャップの豆盆」や「苔のミニバスケット」といった雑貨感覚で楽しめる苔盆栽スタイルも提案。どれも手のひらにのるぐらいのコンパクトサイズで、本棚の隙間やオフィスのデスクの隅に置くことも可能。複数で飾るとさらに素敵なインテリアをなりそうです。「小さきものはみなうつくし」と言ったのは清少納言ですが、手のひらサイズの植物の小宇宙は眺めているだけで心が和らぎます。

置き場所さえ気をつければ特別なテクニックが要らず、水やりもわずかでいい苔盆栽。目にやさしいグリーンと穏やかな佇まいは、疲れた心身を癒やしてくれて、週末のささやかな楽しみにもぴったり。パラパラとページをめくって、ビジュアルブックとしても楽しめる一冊です。

週末の読書で気持ちを切り替えて
月曜日を迎えよう

今回は、明るい気持ちで月曜日が迎えられる書籍3冊をご紹介しました。短い読書時間でも、気持ちを切り替える方法を学んだり、楽しい未来を想像したり、心が落ち着く趣味を始めたり……、本から学べることはたくさんあります。仕事に行くことを考えて気持ちが重くなったら、週末にページをめくってみてください。

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