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私に合うのはどんな職種? 志向・適性別に向いている仕事まとめ[事務職編]

私に合うのはどんな職種? 志向・適性別に向いている仕事まとめ[事務職編]

常に女性を中心に高い人気を誇る職種である事務職。馴染みが深い職種だからこそ、そこに根付いているイメージが皆さんの中にはありませんか。しかし事務職と言っても、その職種・仕事内容は広範囲にわたります。今回はこの事務職を理解するとともに、志向・適性別に「どの事務職が自分に合っているのか」を確かめてみましょう。

1.事務職の種類

私に合うのはどんな職種? 志向・適性別に向いている仕事まとめ[事務職編]_1

事務職にもいくつか種類があります。皆さんがイメージしやすいのはいわゆる「一般事務職」と呼ばれるものでしょう。しかし、その他の事務職はというとなかなかイメージしづらいのではないでしょうか。まずは、事務職の大まかな分類とその概要を紹介していきます。

事務職の種類 概要
一般事務職 来客や電話応対、受付などをこなす事務職。
一般的に秘書などもこの一般事務職に分類されます。
営業事務職 主に営業の販売業務をサポートする事務職。
資料作成から電話応対、商品管理などを担当します。
貿易事務職 貿易に携わる事務職。
輸出入に対する業務をおこなうため、専門性も必要とされています。
会計事務職 経理など財務管理に特化した事務職。
転職では経験者が優遇される傾向にあると言われています。
生産関連事務職 生産や工程管理に携わる事務職。
検品や検収などに加え、現場での事務も行います。

このように同じ事務職でも種類によって業務内容は変化していきます。つまり、志望する事務職の種類によっても志向や適性が変わるのです。
この点を踏まえ、まずは自分がどの事務職に就きたいかを考えてみてください。

2.各事務職別に追う、志向・適性とは?

私に合うのはどんな職種? 志向・適性別に向いている仕事まとめ[事務職編]_2

一般事務職

一般事務職の主な業務は来客や電話応対、受付などです。事務職と呼ばれてイメージしやすい分類ですね。
日次、週次で定められた定型業務が多くある一方で、突発的な庶務業務も発生するポジションですので、仕事に優先順位をつけながら効率よく処理していくことを求められます。
また、多くの人と関わる職種ではあるため、「笑顔」に自信がある人はマッチしやすいのではないでしょうか。「会社の顔」となるケースもあるので、笑顔で振るまうことのできる人が向いているでしょう。

営業事務職

営業事務職はサポートする仕事。表舞台に立つよりも陰で支えるような職種になります。

営業事務職は社内外ともに多くの人と関わるため、コミュニケーション能力が必要になります。担当の営業はもちろん、顧客とも関係づくりが要求される職種です。丁寧さに加えて迅速さ、そして親密なコミュニケーションを取れる人が向いているでしょう。

貿易事務職

事務職の中でもひときわ異彩を放つ、貿易事務職。輸出入には多種多様な書類が必要であり、そのため細かい事務が数多く発生するため、専門性が強く要求される職種といえます。

また、海外と直接かかわることになるため、ある程度英語や中国語などの語学力も必要になってきます。

細かい業務をこなす力とともに強い専門性、そして海外と関わるコミュニケーション能力を求められるでしょう。

会計事務職

会計事務職というと、やはり中心になるのはお金です。

会社全体の財布を管理することもある会計事務職。1つのミスが致命的になりかねないため、他の事務職に比べてより「正確性」を強く求められると言えるでしょう。

スピード感も大切ですが、1つ1つの業務を正確にこなせることを重要視されます。
丁寧に業務をこなせるような人に向いている職種ですね。

それだけではなく、他の部門と会話するコミュニケーション能力も必要になってきます。黙々と作業するだけではないという点も踏まえておきましょう。

生産関連事務職

検品や検出といった作業をイメージしやすい生産関連事務職。
こちらは「現場で業務をする」という大きな特徴があります。

大切なのは丁寧さ。作業工程を注意深く、正確に扱う必要があります。

そのため、細かい作業が苦手な人には不向きな職種かもしれません。
注意深く丁寧に業務を行える人は、生産関連事務職に適性があるでしょう。

3.事務職全般の特徴と適正チェックのポイント

私に合うのはどんな職種? 志向・適性別に向いている仕事まとめ[事務職編]_3
最後に、事務職全体に共通するポイントと、適正を図るうえでチェックするべき項目についてお話しします。

会社の規模によって求められる力が変わる

同じ事務職とは言っても、会社の規模によって求められる力は大きく変化します。

例えば、ベンチャー企業の例。ベンチャーでは事務職にも自主的に業務をこなす力が求められると言えます。1人の業務内容が多岐にわたるベンチャーでは、ただ与えられた仕事をこなすだけでない自主性が求められます。相手がしてほしいことを察知できる、気の利く人は重宝されるでしょう。

逆に大手企業ではどうでしょうか。大手では役割が明確に分担されているケースが多いため、その業務に対してのスピード感、そして正確性が強く求められます。

このように、会社の規模はチェックしておくべき項目の1つでしょう。

事務職は縁の下の力持ち!

事務職とは表舞台に立つことが少ない職種です。

つまり、縁の下で表に立っている人たちを支えることが仕事です。全力でサポートするという献身性が求められると言えるでしょう。

また、会社について深く理解することも必要不可欠な要素です。会社への理解を深め、相手が抱える業務の一つ先の工程まで考慮しながら、自主的にサポートして支えることが事務職では大切になるでしょう。

人と関わる事務職

事務職は基本的にオフィスワークであり、デスクに座りながら仕事をすることが多いです。

しかし、だからといって人と関わらないわけではありません。むしろ、他の部門と積極的にコミュニケーションを取ることが必要な職種と言えます。

結局事務職の仕事には常に「人」が関わってくるからです。
相手が商品であっても、会社内のお金であっても、最終的にはそこに関わる人がいるから事務職が成り立っています。

確実に存在する人と関わる事務職だからこそ、相手のために何をすればよいかを考えることが大切になるのです。

会計事務職

会計事務職というと、やはり中心になるのはお金です。

会社全体の財布を管理することもある会計事務職。1つのミスが致命的になりかねないため、他の事務職に比べてより「正確性」を強く求められると言えるでしょう。

スピード感も大切ですが、1つ1つの業務を正確にこなせることを重要視されます。
丁寧に業務をこなせるような人に向いている職種ですね。

それだけではなく、他の部門と会話するコミュニケーション能力も必要になってきます。黙々と作業するだけではないという点も踏まえておきましょう。

生産関連事務職

検品や検出といった作業をイメージしやすい生産関連事務職。
こちらは「現場で業務をする」という大きな特徴があります。

大切なのは丁寧さ。作業工程を注意深く、正確に扱う必要があります。

そのため、細かい作業が苦手な人には不向きな職種かもしれません。
注意深く丁寧に業務を行える人は、生産関連事務職に適性があるでしょう。