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  1. キャリアは上にも横にも築いていける。ジャングルジム型キャリアを体現する一児の母が挑む新たな挑戦とは
  • 2018.08.22

  • ワークスタイル
  • インタビュー

キャリアは
上にも横にも築いていける。
ジャングルジム型キャリアを体現する一児の母が挑む新たな挑戦とは
株式会社メタップス 吉岡 綾子

株式会社メタップス マネージャー 吉岡 綾子

「キャリアとは“はしご”ではなく“ジャングルジム”のようなもの」。これは、Facebook社の女性COOシェリル・サンドバーグが語った言葉です。同じ会社や職種を続けて、はしごを上っていくだけではなく、次々と新しいことに挑戦して、ジャングルジムのように自由に動き回ることもキャリアの築き方のひとつ。株式会社メタップスでマネージャー職を務める吉岡綾子さんは、そんなジャングルジム型のキャリアを体現するような経歴を持っています。

大学卒業後リクルートに入社した彼女は、5年間営業を務めたあとマーケティング部や海外事業企画に異動したり、起業してメディアを運営したりと、多様なキャリアを歩んできました。そして、「だからこそ先の見えない時代のなかで、チャンスをつかむことができた」と語ります。現在は一児の母として「ワーママ」の顔も持つ吉岡さんに、これまで築いてきたキャリアについてお話を伺ってきました。

「マーケティング」と「海外」を軸に、
ジャングルジム型のキャリアを築いてきた

まず、これまでの経歴を教えていただけますか?

大学を卒業してリクルートに入社してから、営業5年。その後マーケティング責任者や営業マネージャーを務めたあと、海外事業部に異動になりました。そのなかで子どもを授り産休に入りましたが、同時に起業して会社の経営もしていました。ただ子育てと起業の両立はさすがに難しく、2年後にリクルートに復帰、プロダクト開発に従事したあと、メタップスに転職しました。

いろいろな職種を経験されていますが、ご自身のモチベーションはどう変化してきましたか?

基本的に仕事は好きなのですが、海外事業とマーケティングはとくに楽しかったですね。実はいまメタップスで「海外」と「マーケティング」というふたつの要素が合わさった“アプリの輸出入”のような仕事をしていて。日本のアプリを海外で売り出したり、逆に海外のアプリを日本で売り出したりするときのマーケティング戦略を考えています。自分の好きな要素がつまった仕事をしているので、毎日とてもハッピーです。

吉岡さんが好きだという「海外」と「マーケティング」という要素について詳しくお伺いしたいので、まずは「海外」に興味をもったきっかけを教えてください。

大学生時代、アメリカに語学留学をしたことです。人種も価値観もまったく違う人たちが一緒に生活している環境にとびこみ、その多様性に強く惹かれました

留学中、とくに印象に残っているエピソードはなにかありますか?

現地で驚いたのが、日本人が周囲の人たちと交流しようとしないこと。私より断然英語力の高い人たちが、なぜか引きこもっているんです。なんてもったいないんだろうと思って理由を聞いたら、みんな「発音に自信がない」と。そこで留学先の先生に、発音のクラスを作ってもらえるよう直談判しに行きました。私はそれほど英語力がなかったので、英語が得意な人を連れて行って通訳してもらいながらの交渉でした(笑) この発音のクラスを通じ、積極的に交流する人が増えたことが印象に残っています。

すごい行動力ですね!

何か課題があるのに、誰もそれを解決しようとしていないから動いただけなんですけどね。

英語が得意な人を連れて行ったことにも「巻き込み力」のようなものを感じます。

結果を出すことが大切と考えています。自分に足りない部分があれば、出来る人を頼れば良い。協働を依頼する際は、その人にとっても意義のあるゴールかどうかを考え、きちんと言葉にして伝えるようにしています。

帰国後、リクルートに就職してからしばらくは海外とは関わりのない仕事をされていたんですよね。念願の海外事業部に配属されたとき、どんなお気持ちでしたか?

それまでも仕事は楽しかったですが、やはりモチベーションは上がりましたね。「良いものは国境を超える」という原理原則を実現したい、それを阻害している課題に取り組めることに、心からワクワクしました。

海外事業部では具体的にどのような仕事をされていたんですか?

日本企業が海外人材、特にトップクラスの人材を採用する事業の立ち上げです。M&Aをしたアジア企業のPMI(M&A成立後の統合のプロセス)の形で、日本企業と海外トップクラス人材の橋渡しをしていました。

そのなかで苦労されたことは何でしょうか?

日本と海外のカルチャーギャップです。日本企業と海外企業では雇用の弾力性や給与レンジ(給与幅)などが大きく異なる中、どうやってビジネスを成功させるか、とてもチャレンジングでしたが同時にやりがいのある仕事でした。

次に「マーケティング」での業務について教えてください。リクルートのマーケティング部ではどんな仕事をされていたんですか?

オウンドメディアの編集長と広告宣伝責任者を兼任していました。リクルートのファンを作るために社内外に働きかけるブランディングの仕事もしていました。

マーケティングの魅力はどんなところにあるのでしょうか?

右脳と左脳、どちらも使わなければいけないところでしょうか。当時のマーケティングの目的は、人の心を動かし実際の行動を起こしてもらうことでした。そのためにはデータとクリエイティブ、両面からのアプローチが必要なんです。一見相反するその2つを両立させていく過程におもしろさや魅力を感じています。

「海外」、「マーケティング」という軸はあるものの、吉岡さんのキャリアは職種も役割も次々と変わっていますよね。そこにはどのような理由があるのでしょうか?

わりと1つのことに没頭するタイプなのですが、集中して取り組んである程度見えてくると仕組み自体を変えたいと考える癖があり、例えば営業で見えてきた構造的な課題について役員に話していたら、それならマーケティング部に異動して自分で解決して、というリクルートのカルチャーに乗ってキャリアが変化してきたのが正直なところです。

結果的には、シェリル・サンドバーグが言っていたように、はしご型ではなくジャングルジム型のキャリアですよね。ひとつの職種で実績を積み重ねていくはしご型のキャリアも素晴らしいですが、構造的な課題を解決したい、という欲求をもつ私にとっては、合っていたと思います。それに、「ジャングルジム型キャリア」は変化の速い時代、そしてライフスタイルが豊富な女性に向いていると思います。

ジャングルジム型のキャリアを築いてきた吉岡さんが、転職やキャリア形成について悩んでいる方にアドバイスするとしたら、どんな言葉をかけますか?

自分が本当にやりたいことは何かを考えること、それに向かって努力することに尽きると思います。あとは、一人で悶々と考えるよりは、いろいろな人に話を聞いて情報収集した方がいいと思います。私自身がそうなんですが、使えるものは使うというスタンスが大切です(笑)

漠然とした不安を因数分解すれば、
ライフスタイルの変化は怖くなくなる

吉岡さんのキャリアのなかでとくに驚いたのが、産休の時期に起業されたということなのですが、どんな経緯で起業することになったのですか?

海外事業を担当したとき、アジア女性が日本女性のライフスタイルに関心が強いことを実感していました。そこで、産休に入ったタイミングで、せっかくだから挑戦してみようと。事業としては、中国人女性向けに「日本のかわいい」を発信するメディアを運営していました。

子どもができると、不安が先立って新しいことへ挑戦するのを戸惑ってしまいそうですが……。

女性は理論より感情が先立つので、とにかく不安だと感じる方が多いんでしょうね。でも、その不安をひとつずつ課題として因数分解していくと、自然と解決策が見えてきます。もちろん、子どもがいたら毎週のように海外出張はできないし、子どもが熱を出したら仕事どころではない。どうしても制約はありますが、だからといって新しいことができないわけではないと思います。リクルートからスタートアップであるメタップスに転職したのも、何か新しいことに挑戦したいという気持ちからでした。

とはいえ、女性はライフスタイルの変化が働き方に大きく影響すると思うのですが、吉岡さんの場合はいかがでしたか?

たしかに、一回起業してから、また組織のなかに戻ったのには、子どもの存在が大きかったですね。子どもが喘息の発作を起こしてしまうことがあり、経営者として仕事中心の生活をするのは難しいなと感じたことが、リクルートに復帰するきっかけになりました。でも、仕事よりも家庭の方が大切なので、後悔はありません。

女性の働き方について何か思うことはありますか?

日本の女性が頑張ってもなかなか報われないことに問題意識を持っています。海外事業を通して驚いたことなのですが、アジアの中でも日本ほどジェンダーギャップが大きいところはありません。むしろ女性が一家の大黒柱になっている国もあるくらいです。それを目の当たりにしたとき、日本にはまだ家父長制の名残りが色濃く残っていることを痛感しました。無意識のうちに性別による役割の違いが刷り込まれてしまっているなあと。

刷り込みの問題があるなかで、もっと女性が活躍できる社会にするために、なにかできることはあるのでしょうか……?

性別役割意識は女性自身にも刷り込まれていると思います。だから、「自分はどうありたいか」というゴールを設定することが大切だと思います。そしてそれを実現するために課題を一つずつ解決する、「これくらいでいいか」に安住したり、他責にしない覚悟も必要です。私自身は、後に続く女性たちが少しでも良い人生を送れるよう、一つのサンプルになれれば、と思っています。

最後に、これからも走り続けるという吉岡さんが、今後目指していきたいことを教えてください。

いまの仕事がとても楽しいので、このままビジネスを大きくしていきたいですね。先日、日本のゲームタイトルを海外でリリースする際に、タイでのSNSマーケティングやアメリカでのファンイベントを企画したりしたのですが、とてもやりがいがありました。コンテンツは日本の宝だと思っているので、それを海外にどんどん発信していきたいと思っています。

インタビューを終えて

職種や役割にこだわらず「多様性のある環境にいられること」「自分なりに工夫ができること」を軸にジャングルジム型のキャリアを築いてきた吉岡さん。常に前向きに新しい挑戦を続けられるのは、困難に思える状況にあっても、感情に振り回されることなく、一つひとつの課題を確実に解決してきたからでしょう。不安を因数分解するという考え方は、これからのライフスタイルと働き方に迷う女性たちの大きな励みになると思います。

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