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引きこもりのニートから正社員これからは関わる人の転機をサポートしたい

引きこもりのニートから正社員これからは関わる人の転機をサポートしたい

LIFE STYLEは、Googleストリートビュー認定プログラムパートナーとしてGoogleストリートビュー事業を中心に360度VR画像や動画のコンテンツ制作サービスなどを提供しているベンチャー企業です。
今回はLIFE STYLEで、Googleストリートビューの認定代理店として契約したパートナーのサポートや研修、コンサルティング、案件管理など社内外のサポートをメインに担当されている岩嵜和哉さんに、LIFE STYLEで働くことになった経緯とワークスタイル(働き方)についてお話を伺いました。

20代から引きこもりがちになりニートを経験

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― まずは、現在のお仕事に就いた経緯を教えてください。

中学までは硬式野球一筋だったのですが、部活引退後にはじめたギターで音楽に目覚めて、高校時代はずっと音楽活動をしていました。音楽に携わる仕事がしたくて、20歳の頃までバンド活動をしていましたが、メンバーに恵まれず、思うようにバンド活動ができなくなりました。その頃からだんだん内気になっていき、家に引きこもりがちになりました。約2年間引きこもっていたのですが、「やっぱり音楽活動をやりたい!」という気持ちが強くなってきた頃、中学校時代からの同級生の古城(LIFE STYLE株式会社取締役)に「音楽活動を一緒にやろうよ」と声をかけてもらい外に出るようになりました。しかしその後、古城が就職。バンドもうまく行かず2年間の引きこもりを経験しました。その後やはり音楽に携わりたいという気持ちから楽器店でのアルバイトをスタート。アルバイトに熱中していたある日、古城から永田(LIFE STYLE株式会社代表取締役)を紹介され、永田が古城を介さず会社の立ち上げに直接誘ってくれたことがきっかけでLIFE STYLEの立ち上げメンバーとしてLIFE STYLEに加わりました。

― 引きこもっていた時期は友達と出かけたり、アルバイトしたりはしていましたか?

ニートでした。実家だったので当時はアルバイトもしていなかったし、友達ともあまり遊びませんでした。ニート時代は家の中でギターを弾いたり、パソコンでネットサーフィンばかりしていました。
あとは「何かしなきゃ!」という思いに駆られて、25歳の時にレンタカーで車中泊をしながら日本一周旅行をしたこともあります。

「自分の決めた道が絶対正解なんだ!」と思わせてくれた旅先で出会った人

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― 日本一周をしていた時期に知りあった方はいましたか?

70歳くらいの同じく車で日本一周をしている男性と話をしました。実はその人の話に、すごく感銘を受けたんです。未だににその人の言葉が自分の中に残っています。

― どのような言葉でしょうか?

「人生にはいくつもの分かれ道がある。どれを選んでも絶対に後悔をする。あちらを選んでおけばもっといい結果になったかな・・・とかね。ただその後悔を少なくすることが大事なんだよ。こうやって兄ちゃんも旅に出てなんか考えてるんだろ?でも結論なんて出ないぞ。あるとすればそれは死ぬときだからな。だから迷うことなく、信じた道を進んでいきなさい」と言われました。その言葉がきっかけで「自分の決めた道が絶対正解なんだ!」と強い信念をもつことができました。その男性は定年を迎えた後に、日本一周をして自分を見つめ直し、色々な人に自分の人生経験を伝えたいと話していました。本当にカッコイイ人だなと思います。

今のマインドにもつながったパートナー研修

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― 仕事を辞めている期間が長いと、それだけ復帰が難しいと言われますが起業のサポートというハードな仕事で大丈夫でしたか?

確かに凄く大変でしたが、乗り越えられました。多分考える暇がないくらい忙しかったのが、良かったんだと思います。仕事をしていく中で落ち込んだこともあるし、失敗したこともあります。ただ、失敗が経験に変わると信じて、積極的にアクションするよう心がけていました。ニートの時は仕事をしたくなかったんですけどね。LIFE STYLEに入社してから「仕事に行きたくないな・・・」と思ったことは一回もありません。私がスムーズに復帰できたのは、人に恵まれていたからかもしれません。きっと自分一人だったらもっと苦労したと思います。

― 現在お仕事は、どのようなことを担当されているのですか?

LIFE STYLEはGoogleストリートビューの認定代理店として活動をおこなっていて、飲食店の店内などの撮影、制作をしている会社です。今までは直接クライアントにサービス提供をおこなっていたのですが、パートナー制度を確立してノウハウを提供することで、パートナー企業がクライアントにサービス提供するという事業を運営しています。私はそのパートナー事業部の中のサポート課に属していて、契約したパートナー企業の研修、コンサルティングと案件管理から電話によるシステム問い合わせ対応まで携わっています。他には、社内システムの構築や最近ではWEBマーケティングなども担当しています。
また2017年3月より、パートナー事業部から制作部 360フォトチームへ異動になります。これまではサポート業務がメインでしたが、今後は制作部として日本中にVRを広げていくミッションがあります。新しいVRの世界にチャレンジしてくことにとてもワクワクしています。

― サポートするうえで、一番大事にしていることは何でしょうか?

サポート業務は裏方なので、成果が見えづらい仕事なんです。営業なら売上金額などで見やすいけれど、それが分かりにくい。だからチームとしてどういう風に動き、それがどう事業貢献につながっているのか、事業全体を把握するようにしています。その中で常に先回りして「自分は何ができるのか?」「どうサポートができるのか?」を考え、行動するようにしています。

日本にとどまらず、仕事かプライベートで世界一周を果たしたい!

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― お休みの日や仕事が終わった後は、どのように過ごしていますか?

仕事が終わった後は、メンバーと飲みに行くことが多いですね。今後会社をどういう風にしていきたいかとかを話したりしています。仕事が忙しい分、毎週日曜は妻と去年6月に生まれた娘と必ず一緒に過ごそうと決めています。引きこもりでニートだった反動なのか、大抵は外出していますね。

― 今後挑戦してみたいことはありますか?

仕事では、今後LIFE STYLEに入ってきた人が世界に羽ばたけるような、挑戦できるような環境を作っていきたいです。自分のビジョンは、その人が次のステップにいく時に「岩嵜さんに言われた一言がきっかけでここにきている」とか、「あの時の言葉が印象的で・・・」とか、その人の人生の一部になってみたいなというのがあります。プライベートでは日本一周したことが自分の中ですごくいい経験になったので、今度は世界一周が目標です。仕事で行くのもいいですが、家族と一緒に周ってもいいと思っています。まだ英語は話せませんが、日本にとどまらず世界を目指したいです。

今は夢がなくても、はじめてみることで夢が生まれることもある

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― 最後に引きこもりで悩んでいる方にメッセージを送るとしたら何を伝えたいですか?

引きこもっている時期って、「自分が一番辛いのでは・・・」と考えてしまいます。人からは、誰かと比べられて「お前の悩みは大したことないよ」って励まされることもあると思いますが、それでも「自分が一番辛い」と悩み、どんどん内気になってしまいます。けれど、一歩踏み出す勇気を持つことはすごく大事だと思います。一歩を踏み出す時、何に対して踏み出すのか、それは人それぞれでいいんです。私は当時、仕事のことは全然考えていなくて「自分が一歩踏み出せるところはどこなんだろう?」と考えていた時に、古城が「音楽」という場所に引っ張り出してくれ、永田がLIFE STYLEに誘ってくれたことが大きな一歩に繋がりました。

今は辛くてやりたいことがなくても、何かやってみるとそこからやりたいことが絶対に出てくると思います。「夢がないのはよくない」とよく言われますが、何かに取り組む過程で夢ってできると思うんです。家に引きこもっていた頃は仕事をしたくなかった私が、「音楽」をきっかけに一歩踏み出し、LIFE STYLEでやりたいことを見つけて、今は世界を目標にしています。だから「外に出ても、目先のことやいずれ出てくるやりたいことに集中していると案外辛くないよ」と伝えたいですね。

インタビューを終えて

引きこもりの期間に出かけた日本一周旅行や永田代表取締役や古城取締役との出会いなど色々な経験をしたからこそ、現在があり新しい夢につながっているのだなと感じました。岩嵜さんは「常に自分の後ろに誰もいないし、助けてもらえないと思って仕事をしている」とお話しされるなどストイックに新しい夢へ向かっている姿がとても印象的でした。

LIFE STYLE社内の様子

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