まずはここから!派遣の基礎知識

知ってる?派遣とアルバイトの違い

アルバイトと派遣、ここが違う!

正規雇用ではない働き方の例として、派遣とアルバイト(パートタイム)があります。一見似ているようにも思えるこの2つ、何が違うのでしょうか?
アルバイトは勤務先の企業の募集に直接応募して、採用選考の末、直接雇用契約を結びます。一方、派遣スタッフは派遣会社と雇用契約を結び、ご就業先の企業に派遣され、派遣先から仕事内容の指示を受けます。つまりアルバイトの場合、雇用主は実際に働く企業ですが、派遣スタッフの雇用主は実際に働く企業ではなく、派遣会社です。お給料も、派遣元の企業から支払われます
度重なる労働者派遣法の改正で適用範囲が広げられてきていますが、派遣労働が禁止されているお仕事もあります(港湾作業、警備など)。また、直接雇用のスタッフと違い、派遣スタッフの業務内容や勤務地などはあらかじめ契約で取り決めがされた範囲でおこなうことになっています。また、以前は派遣期間の制限がない業務および条件があり、秘書や財務処理など政令26業務と呼ばれるお仕事や産休・育休中の代替などがそれにあたっていましたが、2015年の法改正により、終期が定まっていないすべての業務が派遣期間の制限を受けることになりました。例外として、派遣元に無期雇用されている場合や、60歳以上の場合は制限がありません。この場合、派遣先が一定の手続きをふめば期間制限を超えて働くことが可能です。一方、アルバイトには就業期間の制限はありません。
そのほかにも、派遣の場合は営業担当が派遣スタッフの方の就業フォローをし、契約更新や派遣先企業との間でトラブルが起きた場合などは、派遣先の担当者と派遣会社の営業担当者の間で調整がおこなわれます。つまり、お仕事内容や残業などの面で、事前に聞いていた話と齟齬があると感じた場合、相談すべきは派遣先ではなく、自分が所属する派遣会社であるということです。
企業側に悪意がない場合でも、何かしらミスで約束が違っていたというようなケースもないわけではありません。そうした場合でも、派遣であれば気軽に営業担当に相談できます。契約状況の確認や派遣先企業への確認などもスムーズにおこなってくれるのです。一方、アルバイトとなると、深刻なトラブルであっても自分で解決しなければなりません。こうした、もしものときの安心感もアルバイトと派遣では大きく違うのです。

派遣とアルバイトの時給と福利厚生は?

また、派遣スタッフとアルバイトでは、給与体系や福利厚生も異なります。大手の派遣会社なら、福利厚生が充実している企業も多くあります。例としては、年1回の健康診断や宿泊施設、フィットネスクラブなどを法人利用でお得に使える、スキルアップのための講座を無料もしくは安価で受講できる、などです。
また、派遣スタッフであれば、年末調整なども派遣会社が代行してくれますが、アルバイトの場合は自分で確定申告をしなければならないケースが多いようです。
さらに、なんといってもアルバイトと派遣スタッフの大きな違いのひとつは時給です。一般的に、派遣のお仕事の方が時給は高いものが多いようです。それだけ即戦力になること、時間あたりのアウトプットを期待されているともいえますね。もちろんアルバイトもお仕事内容によっては高い時給のものもあるかと思います。しかし、同じ仕事分野で比べれば、派遣スタッフとアルバイトとの時給の差はかなりあるといえるでしょう。派遣スタッフ、派遣元企業に寄せられた信頼と期待を背負ってお仕事をするのです。

自分が重視するポイントにあわせて選ぼう

アルバイトも派遣も、それぞれにメリット・デメリットがあるかと思います。大切なのは、自分が重視するポイントにあったお仕事を選ぶことです。
たとえば、「憧れの大企業で働いてみたい」「専門的なスキルを活かして働きたい」という方は、そういった案件がある派遣会社にエントリーするのもよいかもしれませんし、どうしても直接雇用にこだわりたいと思う方は、アルバイトを選ぶとよいかもしれません。
また、「いつかは正社員や契約社員になりたい」と考えている人は、「紹介予定派遣」に応募するのが望ましいでしょう。最長6ヶ月の派遣期間が終了したところで、働く側と企業側が合意したら直接雇用される働き方です。企業側は、正社員や契約社員など、直接雇用するのにふさわしいかどうかを見極めながらお仕事を与えてくれます。
どういった点を重視するのかを考えて、自分にあった働き方を選ぶようにしましょう。