輸出入には絶対欠かせない役割! 英文事務の仕事内容

輸出入には絶対欠かせない役割!              英文事務の仕事内容

英文事務とは輸出入を担当するような業界には欠かせない英訳など、業務上英語を使用する事務職のことです。この部門がなければ日本の輸出入は成り立たないといっても過言ではありません。特にクライアント企業に発注をする際に英文事務で働くスタッフが力を発揮するでしょう。今回はそんな英文事務の仕事内容についてご紹介します。

英語でのコミュニケーションが必要となる?
英文事務の仕事内容

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英文事務の仕事内容は通訳や翻訳をはじめ、取引先に提出する資料作り、来客応対など多岐にわたります。簡単にイメージできるものに言い換えてしまうと事務職の仕事をする中で英語を使用するようなイメージです。一般的な事務職も取引先企業に発注をする場合、発注書を提出しています。英文事務のお仕事は海外の取引先に向けて英語で文章を作って提出し納品を受けるまでが仕事です。日本語か英語かという違いはありますが根本的な部分はほとんど変わりません。英語がメインですがアメリカ系の英語とヨーロッパ系の英語ではニュアンスが異なる部分が多く、必ずしも1つの英語で解決するというわけではありません。会社の所在地を確認し、アメリカ系なのかヨーロッパ系なのかをチェックするとミスを減らせます。また取引先の方が来ている場合は通訳として仕事をすることもあります。通訳はビジネスパートナーとしてとても重要な立ち位置ですので誤訳のないようにきちんと通訳することが求められます。

英文事務の気になる平均時給

「リクルートジョブズ」の2017年4月の派遣スタッフ募集時平均時給調査のなかで、三大都市圏平均時給を公開しています。この調査では、関東エリアとして東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、東海エリアとして愛知県、三重県、岐阜県、静岡県、関西エリアとして大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、滋賀県、和歌山県の三大都市圏を対象エリアとしています。この調査によると英文事務の平均時給は1,648円であることがわかります。
もちろん各社によってばらつきがあるものの一般的に高時給のお仕事が多いことが分かります。英文事務の仕事は、語学力・専門性ともに高い仕事内容になっているためであると言えるでしょう。輸出入に関する用語は専門用語が多く、汎用的な英語ではないこともあります。その際はニュアンスを正確にとらえた別の単語で説明する必要があり、語学の知識が問われているといっても過言ではありません。

【出典】
2017年4月度 派遣スタッフ募集時平均時給調査(リクルートジョブズ)
http://www.recruitjobs.co.jp/press/docs/pr201705161034.pdf

勤務の実態は?年間休日や残業の現状

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はたらこねっとが2015年8月に行った調査によると残業は少なめという企業が62%を占めています。その他の内訳としては20%の企業では残業多め、18%の企業では残業なしとなっています。このように多くの企業では残業がまったくないというわけではありませんが、月に数時間程度の残業という感じではないでしょうか。英文事務の職に就いている男女比は半分半分ですのでどちらかが多いというわけではありません。

【出典】
はたらこねっと(2015年8月調査)
http://www.hatarako.net/contents/shokushu/eigoeibunjimu/

※当コラムに掲載されている情報は2017年3月時点のものです。

グローバルな感覚が研ぎ澄まされる!身につけられるスキル

英文事務で働くメリットはグローバルな感覚を身につけられるということです。英文事務を通じて海外の会社と取引をするため英語の文法などを再確認することができます。また今まではアメリカ系の英語だったものに加え、ヨーロッパ系の英語も学ぶことができるためより英語に詳しくなれるのではないでしょうか。ビジネス英語に特化した実務経験が積めますので次の職場へのキャリアアップとしても活用できます。ほかにも通訳アシスタントなどを通じてさまざまな角度から英語に触れることができるので、転職の際は幅広い選択肢があるのではないでしょうか。

英文事務未経験でもできる?求められるスキルや資格

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英文事務の仕事は経験者が優遇されますが、未経験者でも仕事を始めることはできます。求められる資格は職場によって異なりますが、実用英語技能検定(英検)2級以上TOEIC600点以上など一定の英語の評価を得ていると有利です。またビジネス検定の資格を持っているとビジネスの基礎を持っているとみなされますので、仕事を任されるタイミングも早まるのではないでしょうか。これらに加えてビジネスマナーなども兼ね備えているとなお良いです。PCの表計算ソフトや文章作成ソフトなどの基本的な操作ができなければ仕事になりません。この点だけはきちんと抑えておくと良いでしょう。英文事務の仕事は、真面目かつ意欲がある人が求められます。資格ありきではなく英語を使って事務の仕事ができれば問題ありません。このように英文事務の仕事は一見難しそうに見えますが、未経験者でも努力する気持ちがあればやっていけるでしょう。もちろん会社によってさまざまですが、しっかりとしたサポートをしている企業も多いので安心して働けます。英文事務の仕事を通じて得た経験は、今後のキャリアアップにつながっていきますので、未経験だからと諦めずに飛び込んでみるのも良いのではないでしょうか。

※当コラムに掲載されている情報は2017年3月時点のものです。

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