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【働く女性500人に調査】毎月の生活費はいくら? コロナ禍でお金のかけ方は変わった?

【働く女性500人に調査】毎月の生活費はいくら? コロナ禍でお金のかけ方は変わった?

コロナ禍になってからの働く女性たちのお金事情はどのように変わったのでしょうか? 生活費の変化、お金をかけないようになったこと、お金をかけるようになったことなど、500人の働く女性にアンケートを実施しました。コロナ禍の実態をお伝えするとともに、どのように過ごしたらよいかヒントにしてみてください。

コロナ禍前後で大きな生活費の変化は見られず

【働く女性500人に調査】毎月の生活費はいくら? コロナ禍でお金のかけ方は変わった?_1

今回の調査では、コロナ禍前後で生活費に大きな変化がないことがわかりました。
金額的には、「10万円以上~15万円未満」、「7万円以上~10万円未満」、「3万円以上~5万円未満」の割合が高い傾向にあります。

また、グラフにはありませんが年代別に見ると、20代では「5万円以上~7万円未満」以下の割合が高く、50~60代の女性では、「10万円以上~15万円未満」以上の割合が高いようです。

コロナ禍前後で大きな生活費の変化は見られないものの、お金の使い道では変化が見られるようです。次に詳しく見ていきましょう。

お金のかけ方が変わった!コロナ禍前後のお金のかけ方の比較

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【詳細】
・食費 (食料品代、外食代など)/・日用品費 (ティッシュペーパーなどの日用品、消耗品代など)               
・水道光熱費 (水道代、電気代、ガス代)/・美容費 (化粧品購入や美容院代など)
・通信料 (インターネット接続料、携帯電話代など)/・医療費 (医薬品代、通院費など)
・娯楽費 (書籍の購入や映画鑑賞など)/・被服費 (洋服などの購入、クリーニング代など)
・交際費 (飲み会代、お祝いのプレゼント代など)/・住宅費 (家賃、住宅ローンなど)

・習い事代 (学習塾、カルチャースクール等の月謝など)/・交通費 (通勤や通学のための定期代など)/・保険料 (生命保険、医療保険など)

お金を使わないようになった「交際費」「被服費」「美容費」

お金を使わないようになったものとしては、「交際費」(50.4%)、「被服費」(37.0%)、「美容費」(26.4%)が、上位にあげられました。
お金を使うようになったものの調査では、「特にない」(55.1%)がもっとも多い結果となりました。

ただし、お金を使わないようになったもの、お金を使うようになったものとの差異を見ると、「交際費」「被服費」「美容費」「娯楽費」「交通費」は、他の項目よりも差があることがわかりました。
コロナ禍で外出を控えるようになり、「交際費」や「娯楽費」、外出する際の身だしなみとしての「被服費」や「美容費」にお金を使わなくなってきていることがうかがえます。
逆に、「日用品費」「水道光熱費」は、お金を使うようになり、テレワークやおうち時間などが増えてきていることがわかります。

年代別特徴|食費にお金を使うようになった30代・40代

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年代別で、お金の使い道(使わないようになった使うようになった)を見てみましょう。

【20代】
お金を使わないようになったものは、他の年代と比べ、「被服費」と回答している割合が少なく、お金を使うようになったものは、他の年代と比べると「美容費」の割合が高いようです。コロナ禍前よりお金をかけなくなっているものの、ファッション・美容への関心の高さがうかがえます。

【30代】
お金を使わないようになったものでは、「特にない」がもっとも多く、お金を使うようになったものでは、他の年代と比べ「食費」の割合が高くなっています。

【40代】
お金を使わないようになったものでは、他の年代よりも「交際費」が多く、お金を使うようになったものでは、「食費」の割合が高く、おうちグルメが増えているようです。

【50代】
お金を使わないようになったものでは、「交際費」「被服費」「美容費」「娯楽費」「食費」などが高い傾向にあり、お金を使うようになったものでは、「特にない」が6割を超え、シビアに節約に努めている様子がうかがえます。

【60代】
お金を使わないようになったものでは、他の年代と比べ「被服費」「娯楽費」の割合が高めで、お金を使うようになったものでは、「水道光熱費」が他の年代より割合が高く、在宅傾向にあることがうかがえます。

お金の使い道/働く女性たちの声

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「お金を使わないようになった」「お金を使うようになった」理由について、それぞれの声を紹介します。

お金を使わないようになったのはなぜ?

■「交際費」を使わないようになった人の声
・在宅ワークが増え、飲み会がなくなったから(27歳)
・外に遊びに行く機会が減った。物価が上がり賃金が下がったため贅沢できなくなった(24歳)
・定期的に女子会をして友達と会食したり 家族で旅行したりしていたが、出かけることがなくなった(49歳)
・他人とプライベートで交流することがなくなったので、交際費が減った(51歳)
・コロナの感染が怖いので、外食しない(62歳)

■「被服費」を使わないようになった人の声
・友人とのランチや旅行がなくなり服を買わなくなった。それに伴いアクセサリーや靴、バッグなども買わなくなった(33歳)
・歩くか自転車での移動が多いので、スニーカーに合う服装しか買わない。安い服を買うようになった(43歳)
・服はあるものを組み合わせて着回すようにした(44歳)
・旅行や交際が減ったため衣類を購入することがなくなった(57歳)
・人と出かけることがあまりないので、服も新調しない(61歳)

■「美容費」を使わないようになった人の声
・マスクをしているのでメイクは手抜きになり、メイクアップ化粧品を買わなくなった(27歳)
・遠出をしなくなったので、おしゃれをしたい気持ちがなくなり、服や美容に気を使う機会が減った(37歳)
・マスク生活になりメイクの範囲が減ったから(43歳)
・外出が減ったので、洋服や化粧品代が減った(56歳)
・マスクをつけないとならないため、化粧品(ファンデーションや口紅)を使わなくなった(60歳)

■「娯楽費」を使わないようになった人の声
・外に遊びに行く機会が減った。物価が上がり賃金が下がったため贅沢できなくなった(24歳)
・感染予防で外出が少なくなり、自宅で過ごすようになったから(36歳)
・いつお金が必要になるかわからないので、必要なもの以外は使わなくなった(59歳)
・映画を観なくなった。アロママッサージ、カラオケ、温泉に行かなくなった。娘の帰省がないので孫に使うお金が少ない(64歳)

■その他
・格安携帯会社へ変更した。生活レベルは落としたくないから、通信料などの固定費を見直した(55歳)
・趣味のダンスやカラオケを控えるようになりました。感染も怖かったです(56歳)

お金を使うようになったのはなぜ?

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■「食費」に使うようになった人の声
・食費の支出を増やした訳ではなく、物価高で食品の値上げが非常に多いから(36歳)
・健康などに気を遣うようになって食費がかかるようになった(37歳)
・出かけられない分ご飯は美味しいものを食べようという気持ちになったから(39歳)
・旅行できない分、食べることを楽しみたい(43歳)
・体にいいものを食べて免疫力アップする(53歳)

■「日用品費」に使うようになった人の声
・部屋を清潔に保つための日用品やマスク購入が増えたから(34歳)
・マスクや消毒液など衛生用品で、コロナならではの支出が増えたから(35歳)
・家にいる時間が多くなったので、日用品はかかるようになった(44歳)

■「水道光熱費」「通信料」に使うようになった人の声
・リモートワークがメインになったので光熱費が高くなった(44歳)
・家にいる時間が長くなり、自炊するので電気水道ガス食材などの支出が増えた(55歳)
・外食は減ったが家で食べるものは少し良いものを食べるようになった。水道光熱費や通信費は家にいる時間が増えたから(63歳)
・家にいて携帯を使う機会が増えて通信料にかかるようになった(33歳)
・体調を整えることを重視するようになった。自宅でインターネットや動画を観る時間が増えた(43歳)

■「美容費」に使うようになった人の声
・家の時間が長くなって、美容に時間をかけたいと思ったから(25歳)
・マスクをして髪も長いと暑苦しくなるので、美容室で髪をこまめに切るようになった(47歳)
・楽しみが自分磨きになったから(49歳)
・マッサージの回数を増やしたり、家で使うマッサージ器具、化粧品などの購入などでお金がかかっている(61歳)

※その他 
■医療・保険
・コロナにかかったから医療費にお金がかかった(31歳)
・コロナではないが体調に不安があり、病院を受診することが多くなり医療費が増えた(64歳)
・何が起きるかわからないので、少しでも安心できるように保険料を少しだけ手厚くした(37歳)
・学校が休校になったりしたので、食費、日用品、医療代など余計な出費が増えた(47歳)

■習い事
・自己投資にお金をかけている(26歳)
・コロナをきっかけに転職を考えるようになり、勉強を始めたから習い事代にかかるようになった(27歳)

■娯楽
・家にいるようになったので必然的におうちで遊べる娯楽費にお金を使うようになった(25歳)
・家で楽しめる読書にかけるお金や、プレゼントを前よりお金をかけるようになった(42歳)

まとめ

コロナ禍で外出を控えるようになり、「交際費」や「娯楽費」、外出する際の身だしなみとしての「被服費」や「美容費」にお金を使わなくなってきていることがうかがえます。逆に、「日用品費」「水道光熱費」は、お金を使うようになり、テレワークやおうち時間などが増えてきていることがわかります。

いかがでしたか。共感できる回答はありましたか?コロナ禍を経て、他の人はどんな生活をしているのか気になるところ、リアルでおしゃべりする機会も減り、なかなかわかりませんよね。今後の過ごし方の参考にしてみてください。

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