派遣から正社員になるキャリアステップ

派遣から正社員になるキャリアステップ

派遣スタッフとして働いているなかで、正社員を視野に入れて、今後の働き方について検討をしている方もいるのではないでしょうか?
本記事では派遣と正社員ではどのような違いがあるのか、派遣スタッフで働くメリット・デメリット、そして、派遣スタッフから正社員になるためのステップ、有期雇用以外の派遣の働き方についても解説します。

派遣と正社員の違いとは?

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まず、派遣と正社員の違いについて整理しましょう。
派遣は、派遣元の会社と雇用関係を結び、他の企業へ派遣される働き方です。また、雇用期間はあらかじめ決まっている有期雇用であることがほとんどです。
正社員は、雇用主である企業と直接雇用を結びます。所定労働時間がフルタイムで、雇用期間の定めのない無期限の雇用であることが一般的です。

派遣と正社員、それぞれのメリット・デメリットは?

派遣と正社員の大きな違いは雇用契約先と雇用期間の2点ですが、それぞれの働き方のメリット・デメリットを見ながら、より理解を深めていきましょう。

派遣スタッフのメリット

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まずは、派遣スタッフの主なメリットについて挙げていきましょう。

■働く時間や勤務地が選べる
派遣スタッフとして働く場合、仕事内容、勤務日数、勤務地などの条件で仕事を選ぶことができます。早出残業や休日出勤も基本的にはなく、プライベートの時間を確保しやすくなります。

■有名企業や人気企業で働ける可能性が高い
正社員として働くのが難しい大手企業や人気企業も、補助的な業務などを担う派遣スタッフとしてであれば、働けるケースがあります。

■正社員に比べ、未経験でも就業の機会を得やすい
未経験の仕事に挑戦したいが正社員や中途では採用が難しいという場合も、まずは派遣として勤めて経験を積む、という選択肢もあります。

■責任範囲が狭く、精神的疲労が少なくて済む
基本的には契約時に伝えられた業務以外を担うことはなく、大きな責任を負うような業務を任されることは極めて少ないのも派遣のメリットといえるでしょう。売上目標や過度なプレッシャーに悩まされることがなく、精神的に安定した状態で仕事を進めることができます。

■キャリア形成のサポートが受けられる
派遣だとキャリアアップは難しいと考えられがちですが、2015年9月の派遣法改正に伴い、派遣スタッフに対するキャリアアップ支援が義務づけられました。派遣元となる派遣会社は、スタッフがキャリアアップできるよう教育訓練やキャリアコンサルティングなど、さまざまなプログラムを用意しています。

正社員のメリット

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一方、正社員のメリットは何か挙げていきましょう。

■雇用期間の継続が比較的保障されている
雇用期間が定められておらず、基本的には定年まで働くことができます。自分から退職する、会社が倒産するなどの理由がない限り雇用が継続します。

■キャリア形成しやすい環境が整っていることが多い
仕事の裁量が大きく、やりがいを実感したり、自身の成長につながったりする機会も少なくないでしょう。それが、昇格や昇給として評価される可能性もあります。またそれらを積み重ねることで、長期的なキャリア形成にもつながります。

■長期的には、給与の水準が高い傾向にある
毎月、一定の収入が保障されることに加えて、正社員には賞与や退職金制度が設けられているのが一般的。また、勤続年数に応じて昇給することも多く、長期的な視点で考えたとき、他の働き方に比べて収入が高い傾向にあります。

■福利厚生が充実している
厚生年金や雇用保険など法的に定められた社会保険のほか、交通費や住宅手当・家族手当、健康診断補助、保養施設提供、旅行補助、資産形成補助など、会社が独自に定めるさまざまな福利厚生の恩恵を受けることができます。

派遣スタッフのデメリット

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派遣にもデメリットと感じられる点はいくつかあります。

■正社員に比べて、長期的な就業の保証が得にくい
派遣は有期雇用で、あらかじめ契約期間が決まっていて、契約期間終了のたびに更新を繰り返します。同じ職場では最長3年までの就業と法律で決められており、ずっと同じ職場で働き続けることはできません。この雇用スタイルをデメリットととらえる方もいるでしょう。

■業務の幅が広がりにくい
派遣スタッフは派遣契約に基づいて働くため、契約業務以外の業務を任せることができません。また、期間が限られているので、長期間にわたる業務は任されない傾向があります。やりがいを感じられない、またはキャリアを形成しにくいと感じる人もいるでしょう。

正社員のデメリット

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正社員のデメリットとしては、以下のような点が考えられます。

■会社都合で、転居を伴う異動や転勤がある
正社員は原則、転勤・異動の辞令には従わなくてはなりません。そのため、望まないエリアに配属となる場合もあるでしょう。自分の希望している専門性やキャリア形成が妨げられる可能性もあります。

■人間関係で精神的ストレスを抱える可能性がある
昇進・昇格のために仕事の成果を上げ続ける、重い責任を求められることも、正社員という働き方の傾向・特徴です。また、長期にわたって同じ人とコミュニケーションを取る必要があるケースも多く、ストレスを溜め込む原因が少なくありません。

派遣スタッフに向いている人、正社員に向いている人

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それぞれの働き方にメリットもデメリットもある派遣スタッフと正社員。ある人にはメリットに感じることが、別の人にとってはデメリットに映ることもあるでしょう。
働くうえで何を重視し、どんなライフスタイルを理想とするかで、どのような働き方が向いているかがわかってきます。それぞれの働き方はどんな人に適しているのか、いくつかのヒントを紹介します。

派遣スタッフに向いている人

■プライベートの時間を大切にしたい
基本的に派遣には早出残業や休日出勤がないため、プライベートの時間を大切にしたい人に向いています。習い事や趣味を充実させたい人、資格取得のために勉強時間を確保したい人、家事や育児・介護などで勤務時間が制限される人にとっては働きやすいスタイルといえるでしょう。

■さまざまな経験を積みたい
また、さまざまな職場や職種で経験を積みたいと考える人にもおすすめです。正社員で入社するのに比べて企業の選択肢も多く、基礎スキルがあれば、業務を通してさらに経験や専門性を高めることも可能です。「新しい環境に飛び込みたい」「キャリアの幅をもっと広げたい」という人にとって、派遣スタッフは選択肢のひとつになるでしょう。

正社員に向いている人

一方、正社員に向いているのはどんな人でしょう。
安定した収入を得ることに重きを置く人、ひとつの仕事をじっくり掘り下げて向き合いたいと考える人や組織のなかで中長期的に成果を残したい、管理職やマネジメント経験を積みたいなどという意識が強い人に向いている働き方だといえます。

派遣から正社員へのステップアップは可能?

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現在は派遣スタッフとして働いていて、正社員に興味がある、近い将来正社員になることを目指しているという方もいるでしょう。具体的には、以下のような方法があります。

 

紹介予定派遣制度を利用する

正社員や契約社員への転換を前提に、最長6ヶ月派遣スタッフとして働き、派遣先企業と合意のうえで、直接雇用となる「紹介予定派遣」という制度があります。
派遣社員として就労した後に直接雇用となるため、入社後のミスマッチが起きにくいのがメリットです。企業側としても、求職者の勤務態度やコミュニケーション能力、業務遂行力、協調性、志向性、性格などを把握できるメリットがあります。
興味のある方は、各派遣会社で紹介予定派遣のお仕事紹介もしていますので、相談してみましょう。

派遣から正社員に昇格する

派遣先に正社員登用制度がある場合は、就業条件、給与、仕事内容、福利厚生、正社員登用の試験の内容など、まずは詳細を確認しましょう。
試験の内容は会社ごとに異なりますが、面接を中心に、簡単なレポートなどを課すところが多くなっています。面接では、「この会社の正社員になりたい」という意気込みをわかりやすくしっかり伝えることが大切です。
また、派遣元の会社に相談して、正社員雇用を交渉してもらえるケースもあるでしょう。ただし、派遣から正社員登用の前例がない企業では難しいため注意が必要です。

正社員として転職する

正社員として働きたい業界や企業が明確にある場合は、ゼロから挑戦するという気持ちで転職活動をするという方法もあります。また、前述の紹介予定派遣のほか、職業紹介サービスを利用するという方法もあります。
スタッフサービスグループでは、派遣だけでなく、人材紹介サービスのひとつとして「転職エージェント」サービスも提供しています。求職者と人材を求める企業との間に立ち、キャリアアドバイザーが転職活動のスタートから入社に至るまで二人三脚でお手伝いしています。

派遣の新しい働き方も検討を

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派遣スタッフとして働く場合も、雇用期間が限られている「登録型派遣」とは異なる働き方もあります。派遣というスタイルに魅力やメリットを感じている人は、ぜひ検討してみてはいかがでしょう。

無期雇用派遣

「無期雇用派遣」は、2015年の労働者派遣法の改正によって生まれた新しい働き方です。同じ派遣会社との契約が更新され、2013年4月1日以降に開始した雇用契約期間が通算5年を超えたとき、派遣スタッフが希望すれば、期間を定めずに派遣会社と雇用契約が結べるというものです。

「無期雇用派遣」スタッフになると、同じ派遣先企業で3年以上働くことができ、仮に派遣先と派遣会社との契約が終了しても、次の派遣先企業が見つかるまでの期間は一定の補償制度があり、比較的安定して次の仕事を探すことができます。

・待機期間中も収入が保証される
・同じ職場に3年以上勤務することができる
・昇給制度や賞与制度があることが多い
などが主なメリットです。

常用型派遣

「常用型派遣」は、派遣会社の社員として常時雇用している社員を企業に派遣する仕組みです。派遣先企業での就業期間が終了しても、派遣会社との雇用契約は継続することがポイントです。もし、次の派遣先がすぐに見つからない場合でも給与が保障される点は安心感につながるでしょう。

・雇用期間に制限がない
・月給制であることが多い
・同じ職場(部署・課)に3年以上就労できる
などが主なメリットです。

まとめ

スタッフサービスでは事務職経験のない方への就職支援として「ミラエール」という無期雇用派遣サービスを展開しています。「ミラエール」では数多くの派遣先が用意されているため、働く人の適性や希望に沿った派遣先企業で勤務することが可能です。

また、事務職として必要なスキルアップを図るために、ビジネスマナー研修やPCスキルアップ研修、さらには語学研修や資格取得研修などさまざまな教育制度が用意されています。雇用を継続させながら、同時にスキルアップも図れる、一石二鳥の制度だといえるでしょう。
そのほかにも、「専門スキルを活かしたい」「未経験からチャレンジしたい」「安定した雇用で働きたい」という人向けに「スタッフサービス・エンジニアリング」では、技術職での常用型派遣スタッフとして採用しています。

派遣スタッフが働き方を変えたいと考えたとき、正社員を目指す、派遣スタッフとして新たな働き方をするなどさまざまな方法があります。それぞれの働き方の特徴やメリット・デメリットを理解したうえで、ご自身のキャリアや理想像と向き合い選択しましょう。

※当コラムに掲載されている情報は2021年9月時点のものです。

ライター:みやごかよ
複数の広告制作会社にてコピーライター、プランナー、制作ディレクターを経験後に独立。現在はフリーランスとして活動中。「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく~」という井上ひさしさんの言葉を大切に日々ライティング中。猫と植物とアートをこよなく愛する一女の母。

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