徹底解剖!派遣のスキルチェックってどんなことを聞かれるの?

徹底解剖!派遣のスキルチェックってどんなことを聞かれるの?

派遣スタッフとして登録する際、多くの派遣会社でおこなわれている「スキルチェック」。名称だけを聞くと、「ハードルが高そう」「事前に勉強しておくべき?」と思う方もいるでしょう。しかしスキルチェックは、それほど堅苦しいものでも難しいものでもありません。では、派遣会社のスキルチェックでは具体的にはどんなことが実施されているのか、内容やレベルの目安などを詳しく紹介します。

国語力、計算、パソコンでの入力などチェックの内容はさまざま

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スキルチェックというと、「一定レベルに到達できなければ、派遣会社への登録さえできないのでは…」と考えてしまうかもしれません。しかしスキルチェックの目的は、その時点でどれくらいのスキルを持っているかを確認し、あなたにマッチするお仕事を紹介することです。希望する職種や派遣先企業とのミスマッチを防ぐことにもつながります。
チェックに要する時間も30分程度と、登録希望者の負担になりすぎないように実施している派遣会社がほとんどです。

スキルチェックの内容は派遣会社により異なりますが、一般的なビジネススキルの確認がメインとなります。また、事務職以外の専門職については、それぞれの業務に必要なスキルを把握するためのチェックがおこなわれる場合もあります。それぞれの概要を紹介しましょう。

PC(パソコン)スキル

日常的にPCを使う業務が多い事務系のお仕事。パソコンの扱いに慣れていて、ソフトウェアの基本的な操作ができることは不可欠です。即戦力になる程度のタイピングの速さや正確さ、WordやExcelなどオフィス系ソフトのスキルを持ち合わせているかを測ります。

英語、経理などの専門的スキル

外資系企業や商社への派遣、秘書などのお仕事を希望する場合は、英語のタイピングや英作文などで英語力がチェックされることがあります。TOEICスコアなど英語力を証明する書類の提出が求められるケースもあります。さらには、英会話力が必要なお仕事に関しては、ネーティブスピーカーとの面談を設けている派遣会社もあります。

また、経理のお仕事を希望する方の場合、求められるスキルによって何をチェックするかは異なります。例えば、仕訳と試算表の作成、決算仕訳や貸借対照表・損益計算書の作成など、少なくとも、日本商工会議所(日商)簿記3級程度のレベルを有しているかどうかをチェックされることが多いようです。

製造系の細かい作業スキル

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工場や倉庫などでの軽作業をおこなう職種では、細かい作業を正確・スピーディーに進められるかを確認するため、検品や仕分け、組み立てなど実践に即したスキルをチェックする場合があります。派遣会社によっては、身体検査や体力測定が必須のケースもあります。

IT・エンジニアなどの専門スキル

スキルチェックの代わりに「スキルチェックシート」への記入が求められることがあります。汎用(はんよう)性のあるスキルチェックでは測れない技能を確認するため、業務に関わる資格や経験、使用可能なプログラミング言語などを詳細にシートに記載します。

社会人としての一般常識、ビジネスマナー

職種やキャリアに関わらず必要なビジネスマナーや一般常識が備わっているかを確認します。社会人としてのマナーが身についているかを把握するための問いや、一般的な漢字の読み書きや計算問題、時事問題や教養問題などが出題される傾向があります。

スキルチェックで高評価を得たい!レベルの目安は?

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スキルチェックは合否を判定するものではありませんが、結果は初級・中級・上級などで判断されることが一般的です。それぞれの目安について、パソコンスキルを例に解説します。

タイピング

制限時間内に、どれだけたくさん正確にタイピングできるのかを確認します。

・実用レベル:1分間に日本語を40文字、正確に入力できる
・実務レベル:1分間に日本語を60文字、正確に入力できる
・習熟レベル:1分間に日本語を120文字、正確に入力できる
※毎日パソコンコンクールの基準より

一般事務の場合は「実務レベル」程度、より高度なスキルが必要なデータ入力などの場合は、「習熟レベル」以上が望ましいでしょう。

ワード(Word)

・初級:文字入力やサイズ変更、文字修飾ができる。印刷設定から印刷までできる など
・中級:表作成ができる。画像挿入ができる。インデント設定ができる など
・上級:テンプレートが作成できる。セクション区切りができる。他ソフトとの連係操作ができる など

事務職では、ワードはエクセルほど利用頻度が高くないこともあり、初級ができれば十分といえるでしょう。

エクセル(Excel)

・初級:セルに文字や数値の入力ができる。行や列の挿入・削除ができる など
・中級:四則演算ができる。合計や平均など簡単な関数が使える。表やグラフが作成できる など
・上級:マクロ集計ができる。データ集計ができる。ピボットテーブルが使える など

一般事務では、初級・中級レベルができれば問題ありません。ただし、貿易事務や経理事務など専門性が高い事務職の場合は、上級以上のスキルが求められます。

一般常識のスキルチェックはどんな問題が出る?

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社会人として欠かせない、必要最低限の一般常識やビジネスマナーについてもテストされることがあります。社会人経験があれば、回答に困ることのないレベル・内容であることがほとんどです。ここでは、いくつか例を挙げて紹介します。

 

漢字の読み書き

基本的には小学生レベルの漢字が中心ですが、中には四字熟語、ビジネスに関わる用語なども出題されることもあります。

計算

2桁の四則演算など、小学生から中学生レベルの出題が大半です。

敬語の使い方

ビジネス文書や社内・社外での会話で用いる敬語が正しく理解できているかを確認します。

電話応対の仕方

正しい電話の受け方・取り次ぎ方、それらが適切な言葉でおこなえるかなどをチェックします。

ビジネス文書の書き方

送付状や納品書・請求書、謝罪文書、お祝い状・お礼状など、さまざまなビジネス文書が適切に書けるかどうかをチェックします。

このほかにも、席次やビジネスシーンにふさわしい服装の知識、名刺交換の仕方など、お仕事をする上での基本的な知識やマナーが問われます。さらには、コンプライアンスへの理解度など、多岐にわたる問題が出題されています。

派遣会社のスキルチェックがおこなわれるタイミングはいつ?

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派遣会社のスキルチェックは、派遣会社に派遣登録する際におこなわれます。登録申し込みから登録完了、お仕事紹介までの一般的な流れ、そしてスキルチェック実施のタイミングについて解説します。

1. 派遣会社へ登録を申し込む(登録会の事前予約をおこなう)
派遣会社の求人票で希望に近いお仕事が見つかった場合や、派遣スタッフとしてスタートを切りたい場合、まずは派遣会社にエントリーすることになります。各派遣会社のHPにある「新規登録」「無料登録をする」などのボタンから、基本情報や簡単な希望条件などを記入すると、申し込むことができます。

2. 派遣会社を訪問(もしくはWeb面談)、派遣の流れや仕組みについて説明を受ける
派遣登録当日は、派遣の仕組みや仕事上の注意点、守秘義務や福利厚生や社会保険について、派遣会社から説明を受けます。訪問にあたって、持ち物を確認したり、希望のお仕事の条件を再確認したりするなどしておきましょう。

また、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、面談をWebでおこなっている派遣会社もあります。各派遣会社のHPなど確認しておきましょう。

3. プロフィールやエントリーシートの作成
プロフィールや職務経歴、スキルや資格、希望の職種・業種などを登録します。これらの情報は、あらかじめ整理しておくようにしましょう。また、事前にHPで登録可能な派遣会社の場合は記入を済ませておくとスムーズです。

4. スキルチェック
エントリーシート作成後に、スキルチェックへ進むという流れが一般的です。スキルチェックに合わせて、職種によっては適性検査(職業適性診断)をおこなう派遣会社もあります。適性検査は、登録者の性格や人格・情緒などを把握するためのもので、主には社会性やストレス耐性などをチェックします。

5. スキルチェックの結果をもとにカウンセリング
プロフィールやスキルチェックの結果をもとに、コーディネーター(求職者と求人者の仲介役)と面談をします。お仕事の希望や要望を伝えることに加え、疑問・相談などはこの段階でクリアにしておくと安心です。希望のお仕事がすでにある場合は、このタイミングで詳細を確認するとよいでしょう。

6. 仕事が紹介される
登録会当日にお仕事を紹介されるケースもありますが、多くの場合は後日、あなたに適したお仕事の紹介があります。連絡方法は、メールや電話、HP上のマイページなどさまざまです。

スキルチェックの点数が低い場合はどうなるの?

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スキルチェックは、派遣会社があなたのスキルを把握し、ふさわしい派遣先企業を紹介するためのものです。もし思うような結果が出なかったとしても大丈夫です。点数が低かった、実力が発揮できなかったという場合でも、必要以上に落ち込む必要はありません。

スキルチェックは選考の目安のひとつ

お仕事紹介では、スキルチェックの結果以上に、過去の経験やスキル、そして人柄などのほうが圧倒的に重視されます。また、結果によって登録できないということはないので安心してください。

スキルチェックは繰り返しチャレンジできる

スキルチェックの結果に納得がいかない場合、再度挑戦することができる派遣会社もあります。タイピングが練習できるサイトやオフィス系ソフトの使い方が動画で学べるサイトなどを利用して、点数アップにつなげることもできるでしょう。

また、派遣会社が実施している、スキルアップ支援のための講座や研修を積極的に活用して技能を磨いたり、いくつかのお仕事を経験して実務経験を積んでから、スキルチェックの結果をアップデートすることもできます。

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あなたが働きやすい環境を整えるためにスキルチェックはある

スキルチェックの目的は、派遣スタッフそれぞれの能力を的確に把握し、その人にマッチした内容・環境のお仕事を紹介することにあります。つまりスキルチェックは、より適した派遣先企業で、あなたがスキルを存分に発揮するために必要な過程なのです。

スタッフサービスでは、キャリアカウンセラーにご相談いただくことも可能です。希望する仕事に就くためにはどんなスキルが求められるのかなどの具体的なアドバイスはもちろん、あなたらしい働き方や適職についてのカウンセリングもおこなっています。さらに、「スタッフサービスビジネススクール」では、OA研修やビジネスマナーなど仕事に必要なスキルを効率的に学ぶことができます。(※いずれもスタッフサービスに登録済みの方が対象です)

ライター:みやごかよ(コピーライター/ライター)
複数の広告制作会社にてコピーライター、プランナー、制作ディレクターを経験後に独立。現在はフリーランスとして活動中。「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく~」という井上ひさしさんの言葉を大切に日々ライティング中。猫と植物とアートをこよなく愛する一女の母。

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