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職場への結婚報告はいつ、誰にする? 注意点は? 例文もあわせて紹介!

職場への結婚報告はいつ、誰にする? 注意点は? 例文もあわせて紹介!

結婚は、誰にとってもおめでたいこと。さまざまな準備に、忙しくも楽しい気持ちになることでしょう。一方で忘れてはいけないのが、職場への報告です。本記事では、立場や関係性などに配慮した上で、伝えるタイミングや順番・内容など、ルールやマナーを解説します。報告する際の具体的な例文も参考にしてみてください。また、派遣スタッフが結婚報告をする場合のポイントもお伝えします。

結婚報告のタイミングはいつがいい?

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結婚が決まると、やるべきことが目白押し。そのひとつが「職場への報告」です。
結婚式を挙げる場合は、その3ヶ月前、入籍のみの場合は1ヶ月前には報告するのがよいでしょう。

従業員の結婚にともない会社では、年金・税金など公的な手続き、手当や名義の変更など、さまざまな事務手続きが発生します。事前に知らせておくことで、手続きがスムーズに進みやすくなります。

また、結婚にともなう長期休暇の取得、妊娠・出産の際には職場の人たちに少なからず影響がおよびます。周囲への配慮という意味でも、早めの報告がおすすめです。
たくさんのTo Doに埋もれてしまわないよう、入籍までのスケジュールに「職場への報告」も組み込んでおくことをおすすめします。

結婚報告で上司に伝えるべき内容は?

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結婚報告は、「結婚します」と伝えるだけでは不十分です。手続きなどをスムーズに進めるためにも、伝えるべき内容をクリアにして、抜け漏れがないようにしましょう。

●結婚式の有無
上司を式へ招待する場合は、報告の際に伝えておきます。挙式の予定がない場合も、その旨を伝えましょう。また、式へ上司を招待する予定がない場合は、「式は身内だけでおこなう予定です」など相手に失礼にならないようひと言添えるとよいでしょう。

●結婚後の働き方(退職の有無)
今までと変わらず働き続けられるのか、勤務時間の調整が必要なのか、あるいは退職するのかなどを相談・報告します。退職する場合は退職希望時期を伝え、引き継ぎについても相談する必要があるでしょう。

●長期休暇の有無
新婚旅行や引越しなどで長めの休暇を取得する場合は、その旨を伝えます。社内外に迷惑がかからないよう、早めに相談・調整をしておきましょう。

●名字の変更の有無
結婚により名字が変わる場合は、そのことも言い添えておくとよいでしょう。

結婚を報告する順番と伝え方【例文】

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普段の仕事と同じように、結婚についても、誰にどんな順番で報告するかがとても重要です。まずは、報告する理想的な順番の確認をしておきましょう。また、シチュエーションごとに報告例を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

結婚を報告する順番

1 直属の上司
2 同じ部署の先輩
3 個人的に仲のよい同僚
4 他部署の人

事務的な手続きをおこなってくれる人事部や総務部への報告も含まれます。忘れずにおこないましょう。
取引先への報告は、関係性によるという考えが多いようです。ただし、結婚にともない名字が変更になる場合は混乱を招かないためにも、報告とあわせてそのことを伝えるのがよいでしょう。

結婚報告の例文:上司への報告例

●結婚を機に退職する場合
例)
「このたび、結婚することになりました。お相手の方の転勤が決まり、私もついていくことにいたしました。勝手ながら○月いっぱいで退職したいと考えております。それまでは精いっぱい努めますので、よろしくお願いいたします」

●これまで通り仕事を続ける場合|結婚式に招待したい場合
例)
「このたび、結婚することになりました。○月に○○○で結婚式を挙げる予定ですので、ぜひご列席いただけないでしょうか。招待状は後日、改めてお渡しいたします。できれば、スピーチもお願いできればと思っております。どうぞよろしくお願いいたします」

●これまで通り仕事を続ける場合|結婚式に招待しない場合
例)
「このたび、結婚することになりました。結婚式は○月に身内だけでおこなう予定です。準備や手続きなどでお休みをいただくことがあると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします」

●これまで通り仕事を続ける場合|長期休暇(新婚旅行)を取りたい場合
例)
「このたび、結婚することになりました。結婚式と新婚旅行で、○月に○日ほどお休みをいただきたいと思っております。その間はご迷惑をおかけし恐縮ですが、どうぞよろしくお願いします」
 

派遣スタッフの場合

派遣スタッフの場合、最初に誰に報告するべきか迷うかもしれません。
まずは雇用主である派遣会社へ連絡をするのが基本です。派遣先の上司へは、その後、報告するのが一般的です。さらにその後、社内の先輩→同僚→他部署という順で伝えましょう。

授かり婚や職場内結婚など、ケース別の注意点

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以下のようなケースでは、仕事への影響をなるべく抑えるため、また周囲に気を遣わせないためにも報告の仕方に注意が必要です。ここでは、上司に報告する場合の注意点と報告例を紹介します。

結婚相手が同じ会社の人の場合の注意点・報告例

2人が同じタイミングで、それぞれの直属の上司へ報告することが大切です。相手の部署と名前を伝えるのを忘れないようにしましょう。その後、2人揃ってそれぞれの上司に挨拶にいくのがマナーです。2人が同じ部署の場合は、2人で一緒に挨拶にいけばOKです。

例)
「このたび、結婚することになりました。お相手は、○○部の○○さんです。結婚後も仕事は続けたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします」

授かり婚の場合の注意点・報告例

職場において気にするべきは、仕事にどれくらい影響が出るかということです。上司は周囲への影響を最小限にする立場にありますから、できるだけ早めに伝えるのが原則です。出産予定日や産休・育休の希望などと伝えつつ、体調や仕事への配慮をお願いします。
例)
「このたび、結婚することになりました。入籍は○月にいたします。実は、妊娠していることがわかり、○月に出産予定です。産休・育休後はなるべく早い復帰を考えていますが、ご迷惑をおかけすることがあるかもしれません。変わらぬご指導をよろしくお願いいたします」

まとめ

さまざまな報告がメールでおこなわれることが多い昨今ですが、結婚については直接伝えるのが社会人としてのマナーといえるでしょう。相手に失礼にならないよう、気を遣わせすぎないよう、また気持ちよくお祝いしてもらえるよう、報告の準備を進めましょう。
これまでお世話になった人、これからもお世話になる人に誠意を持って、相手の立場に立った結婚報告を心がけてくださいね。

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