家族の介護を優先したい――人生いくつ目かの岐路での選択
現在の仕事の内容を教えてください。
安全衛生保護具の製造販売をおこなう会社で、病院や食品工場などで使用されるニトリル手袋の研究開発に携わっています。SSEに入社以来、この会社に勤務しています。
入社前のキャリアを教えてください。
大学では応用化学を専攻し、高分子合成化学を研究していました。卒業後は化学薬品、石油化学製品、化粧品、食品などの分野で研究開発や品質管理で経験を積みました。
SSEに入社しようと思ったきっかけは何ですか。
同居している母の介護を優先したかったからです。それまで勤めていた会社は残業や休日出勤が多く、家族に負担をかけることは多々ありました。
悩んでいた時、派遣スタッフとして働く人に「派遣会社は労働時間管理が行き届いている」と聞いて、派遣会社に目を向けるようになりました。
SSEのことはインターネットで調べて知りました。エンジニア専門の部署があり、しかも常用型派遣という雇用形態があることに強く惹かれました。月給制の安心感はやはり大きいと思います。
入社にあたってほかに希望していたことはありますか。
勤務地が自宅から近いことです。母に何かあったらすぐに帰れるところを希望しました。幸い、今の勤務地は隣の市なので安心。希望を具体的に提示することで、相談に乗ってもらえました。
信頼できる担当営業、そしてSSEの仲間が心の支えに
入社にあたって不安に思っていたことはありますか。
やはり年齢のことです。年齢制限について記述がないとは言っても、就業先は限られるのではないかと思っていました。ですから、最初の面接で率直に「この年齢で仕事なんてあるでしょうか」と聞きました。
担当者の反応はどうでしたか。
「年齢は関係ありません。あなたに合った仕事が必ずあります」と担当営業が断言してくれて、実際に入社前に今の会社への就業が決まりました。担当営業が私のこれまでのキャリアや思いから今の職場を紹介してくれ、感激したことを覚えています。
新しい会社になじめるかという不安もありましたが、今の就業先にはSSEからすでに多くのエンジニアが就業しており、強固な信頼関係を作ってくれていたので、ごく自然に受け入れてもらえました。担当営業と、同じSSEから就業しているエンジニアの仲間は大きな心の支えです。
SSEの福利厚生についてはどうですか。
これまで勤めてきた会社と比較しても十分だと思います。何よりもワークライフバランスを重視できる点は、仕事以外にもやりたいこと、大切にしたいことがある人にはいいのではないでしょうか。
私もそうでしたが、正社員として企業に勤めると、残業や休日出勤も半ば「仕方ない」と受け入れてしまいがち。でも、SSEはその点、社員をしっかり守ってくれるので安心です。
ほかに特に優れていると思うのは教育制度の充実ぶり。私も入社してから品質管理やビジネス英会話の勉強をしました。今後も活用したいと思っています。
「いつまでも実験室にいたい」という夢が叶っている。常にチャレンジできる環境が嬉しい
研究者や技術者、エンジニアとして生きていきたい人にとって、SSEはどうでしょうか。
私の経験で言えば、とてもいい選択だと思います。というのは、私のような化学者はいつまでたっても「実験室にいたい」「最新の分析機器に触れていたい」ものなんですよ。その夢がずっと叶えられている。しかも、就業先ではプロフェッショナルとしての能力を求められ、認められる。これ以上の幸せはありません。
SSEは本当にたくさんの機会があるのがいいところ。エンジニアや研究者であればわかると思うんですが、分野は違っても基礎的に求められるスキルや能力は共通しています。
ですから、分野が一見違うようでも、その壁を乗り越えて、スキルや能力をさらに伸ばしていくことが可能。私の場合も、これまでの経験がすべて生きていて、さらに成長できる喜びも感じています。
SSEはどういう人に向いていますか。
どんな人でも!例えば、若い人で学校を卒業しても就職がなかなかうまくいかない時、新しい働き方として、派遣という働き方で専門性を高めることを目指すのもいいのでは。しかも、常用型派遣であれば、その間も安定した立場は確保できます。そのまま、就業先に直接雇用として迎えられるケースもあります。
出産や育児、介護などのライフイベントや何らかの事情でキャリアを中断した人など、SSEなら次の道が見つかると思います。エンジニアとして生きることを諦めないでいい――多くの人にそう伝えたいですね。