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記事:ニシキドアヤト

 

 

どうも、ライターのニシキドアヤト (@art_0214)と申します。

以前、こちらのサイトで オー人事のCMを会議中に再現したらブチ切れられた話 という、 やりたい放題のコラムを書かせていただいたんですが、再度「 新しいCMを作るので、またコラムを書いてもらえませんか?」という依頼をいただきました。いいの?

そんなオー人事の新CMは「仕事が上からどんどん振ってくる(丸投げされる)」という内容です。めちゃくちゃ楽しそう。

 

そしてこの記事自体も「CMはこんな感じなので、この内容に沿ったコラムをなんか面白く良い感じに書いてください!」という 完全な丸投げ依頼でした。そんなことって、ある?

確かに、僕は現在の職に至るまではしがないサラリーマンをしており、上から仕事を丸投げされた経験もなくはありません。

 

とは言っても、僕個人なんかが話せるネタなんてほんの僅かなもの。

そこで今回、「我こそが一番キツイ仕事を上から降り注がれし(丸投げされし)者也」 という方々にお集まりいただき、愚痴を言い合い、互いの傷を舐めあう座談会を開催することにしました。

 

そんなフワっとした感じの企画ですが、こちらも丸投げされた上、納期までの時間もほとんどないので、致し方ありません。

 

忙しい中集まっていただいたのは、こちらの3名の方々。

 

 

この方は広告会社で働くKさん。

今の会社には中途入社し3か月目とのこと。

目線で隠れてますが、疲れを感じさせる目になっています。

 

 

こちらのイケイケのイケな感じの方は、デザイン会社で働くNさん。

なんとなくですが、デスク周りには常にエナジードリンクが置かれていそうです。

 

 

そして、この「社会のこと、全部知ってます」という雰囲気を醸し出しているのは、広告代理店に努めているUさんです。

今回の参加者の中では、年も社歴も一番上のUさん。長い社会人生活の中、やはり様々な理不尽な目にあっているのでしょうか?

 

 

仕事丸投げあるある

 


みなさん、お忙しいところありがとうございます。本日はよろしくお願いします。

 


よろしくお願いします。

 

 


仕事を丸投げされた経験って、業種問わず誰もが一度はあると思うんですよ。なので、例えば 「仕事丸投げあるある」 みたいなのがあったりするんじゃないかな? と思ってるんですけど、そういうのってあります?

 


僕、本当に仕事を丸投げされやすいんですけど......。

 


Kさん、もう見た目が「良い人」そうですもんね......。なにか 丸投げされるパターンがあったりするんですか?

 


「ちょっと今から打ち合わせいける?」 と言われて、とりあえず今は空いてるので同席すると、会議後に 「じゃあ、あとはよろしく」って言われたり......。

 


「THE・丸投げ」 じゃないですか。断ったりしないんですか?

 


こういうのって 断っても結局自分に戻ってくる んですよね。しかも戻ってきたときには日数も経っているから納期もヤバいし、さらにやらないといけない事が増えてて、 案件が大きく、さらにめんどくさくなって帰ってきちゃうんですよ。

 

 


僕はこれを 「案件の母川回帰(ぼせんかいき)」と呼んでいます。

 


急にどうした?

 


徐々に上司や先輩がフェードアウトしていくパターン もありますね。クライアントとメールをやりとりしていく中で、いつの間にか一人、また一人とccから姿を消していくんです......。

 


そういうパターンもあるのか......。

 

 


僕はこれを 「上司と先輩の神隠し」と呼んでいます。

 


これ、 丸投げ案件に名前をつける企画じゃないですから。Kさんに対抗しないでください。

 


すみません、なんかカッコよかったので......。

 


趣旨を変えないで下さい。Uさんはなにかありますか?

 


そうですね......。上司のフォローをしているうちに、 いつの間にか自分が担当者になってしまっている パターンが多かったですね。

 


わかります......!

 


最初は軽い手伝いとかなんですけど、徐々にメールの返信をしたり、 会議の進行をしたり、 スケジュール調整をしたりしているうちに、完全にその案件の担当者 になっているという......。

 


恐ろしい......。

 

 


私はこれを......

 


もういいって。本当に。

 

 

丸投げ案件は人を成長させるのか

 


でも、丸投げ案件って 漏れなく修羅場がセットになっていることが多いので、なんとか成し遂げれば 自分の成長にも繋がると思うんですよね。

 


それは確かにそうだとは思うんですが、やっぱり一人にかかる負担が大きすぎますよ。上司からある仕事を丸投げされた時、 「俺は心を鬼にしてお前を崖から落としているんだ」みたいな事を言われたんですけど、 僕はライオンじゃないので崖からは落とさないでほしい。

 


笑ってしまう。

 


まぁ、成長に繋がるのは確かですよね。一度丸投げや修羅場を経験しておけば、あとあとその経験が役に立つことも多いので......。

 


でも丸投げ案件って、それが丸投げなのか判断って難しくないですか?

 


というと?

 

 


例えば、 「お前も入社して1年か。よし、そろそろこういう案件もやってみろ」みたいなのって、よくある話じゃないですか。

 


たしかに、よくありますね。

 


でも、そういうのって大体上の人がフォローしてくれるじゃないですか。

 


影から見守ってくれてる感はありますよね。

 


そう考えると、総合的に丸投げ案件で得られる経験値はかなり高いとも言えますね。その分、消耗もめちゃくちゃ激しいですが。

 

 

丸投げした方は、丸投げしている意識がない?

 


Uさんはこのメンバーの中でも社会人歴が一番長いと思うんですけど、自分が仕事を部下に丸投げしたことってありますか?

 

 


う~ん、それが全然記憶にないんですよね。

 


そんなことないでしょう。

 


いや、本当に。あ、でもやっぱりあるのかな~? あれも丸投げしたうちに入るのかな......?

 


すごいブツブツ言い始めた。

 


多分なんですけど、丸投げした張本人って「自分が丸投げした」とは思ってないんじゃないですか? さっきの話に戻りますが、自分の中では「部下の成長の為」みたいに感じてるとことかありそう。

 


あ、なんかわかるかもです。ある種、「育てる」みたいな感覚なのかもですね。

 


そう言われると、確かにそうなのかもしれませんね......。

 

 


丸投げした側は「丸投げしたとは思ってない」 けど、 された側は「丸投げされた」と感じている。 女性に「彼氏できた?」と聞くのはセクハラですけど、聞いた方は全くそんなつもりはない。 丸投げもセクハラもある種似たようなものなのかもしれませんね。

 


急になに言ってるんだこの人。

 


でも、確かに一理あるかもしれません。

 

最後に

 

 

こうして、「丸投げとはセクハラと同じである」という、マジで意味の分からん結論に辿り着いたところで今回の座談会は終了しました。

しかし、満場一致の意見として「丸投げ案件を処理することによって得られる経験値は通常の業務よりも大きい」ということでした。

もちろん、「丸投げ案件」にも様々な種類があり、それが全て+の経験になると断言することは出来ません。

アンケート結果

 

スタッフサービスが20〜50 代の働くみなさんに向けて行ったアンケート調査によると、やはりみなさんも仕事の丸投げを経験しているご様子。「丸投げをされたことがある」人は81.4%に及びます。

 

一方「丸投げをしてしまったことがある」と答えた方は53.1%。コラムの中にもある「丸投げした方は、丸投げしている意識がない説」というのも、あながち間違いではないのかもしれませんね。
コラム内でもぞっとするような丸投げエピソードが上がっていますが、アンケートで見つかった「我こそが一番キツイ仕事を上から降り注がれし(丸投げされし)者也」エピソードをみてみましょう。

 

「休日出勤までして確認の電話をしたら逆切れ(女性40代・製造業/中間管理職)」

「会ったこともない相手に謝罪させられた(男性40代・運送・輸送業)」

「丸投げされた相手が飲み会に行って音信不通(女性30代・出版・印刷関連/現場スタッフ)」

 

なるほど、やはり職種によってエピソードも様々ですね。「丸投げされた相手が飲み会に行って音信不通」って。そんな状態で飲み会に行くな。

 

「丸投げをいかに他者へ丸投げするか苦労した(女性50代・教育関連/現場スタッフ)」

 

こんなCM通りなことって、あるんですね。こわ。
ちなみに、アンケートにご協力いただいたみなさんが、どういった人に丸投げされていると感じているのかというと...

 

上司からの丸投げが65.8%。上司のみなさん、お気を付けください。あなたが部下の成長のため・・・と思って部下に頼む仕事、部下はただの丸投げと感じてしまっているかもしれません。
ちなみに「丸投げされても許せる条件は?」というアンケートにはこのような結果が返ってきました。

 

やはりお金が絡むと丸投げを受け入れる傾向にあるようです。わかりやすくて良いですね。
特筆すべきは役職によって「丸投げされても許せる仕事」が変わること。 中間管理職は「自分の出世やスキルアップにつながるなら(37.8%)」「やりがいがありそうな仕事なら(34.8%)」、 部長クラスは「結果として会社や組織全体の利益になる仕事なら(34.8%)」、 とお金やお給料以外にも、自分の成長や会社のためを考えて丸投げを受け入れているようなんです。 できればあってほしくない丸投げですが、相手の立ち位置やニーズを見極めることができればいいのかもしれないですね。

 

・実施時期:2018年7月7日(土)~8日(日)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:首都圏在住の20~50代男女の会社員(正社員)
・サンプル数:1075サンプル(性×年代均等割付・各125サンプル)

 

 

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もし皆さんが「仕事を丸投げされていて辛い」と感じているのであれば、ぜひ022022(オー人事オー人事 )で検索してみてください。

 

というわけで、今回はこの辺で。

ニシキドアヤトでした。

 

 

 

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