リクルーターの役割とは?リクルーター制度のメリット・デメリット
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リクルーター制度のメリット・デメリット

リクルーターの役割とは?リクルーター制度のメリット・デメリット

少子高齢化によるマンパワー不足が叫ばれるようになって久しい昨今。日本商工会議所の早期景気観測調査によると、特に中小企業においてその傾向が顕著に表れており、約7割が人手不足を感じているといわれています。こうした背景から、リクルーター制度を導入し、事前に求職者の不安を減らすことで、志望度を高めてもらおうという動きが広がっています。この記事では、リクルーターの役割と、リクルーターがいることのメリット・デメリットをお伝えします。

リクルーターとは何か?

リクルーターとは、求職者とコンタクトをとって、採用活動に携わることを目的として選ばれた社員のことです。
従来までの、求人掲載サイトなどを利用して求職者を募る「待ちの採用」だけでは、優秀な人材に接触するのが難しい時代になってきています。そこで、活躍するのがリクルーターの存在です。リクルーターが求職者と直接話す機会を設け、相談に乗ることで、志望度が上がったり、入社後のミスマッチを防ぐことができます。リクルーターの面談では、面接のような堅苦しい質疑応答はなく、主にカフェやオフィスの休憩スペースなどを利用し、1対1でお茶を飲みながらリラックスした状態でざっくばらんに話をする形式が多いようです。
リクルーターに求められるのは、主に4つの役割です。

リクルーターの役割

  • ・志望理由が自社とマッチしており、活躍してくれる人材か見極める
  • ・自社の情報や魅力を伝え、不安を取り除く
  • ・入社志望者のよき相談相手となり、信頼関係を構築する
  • ・こまめにフォローし、内定辞退を防ぐ

リクルーター制度のメリット

リクルーター制度を導入することは、どのようなメリットがあるのでしょうか。企業と入社志望者の視点から考えてみましょう。

企業側のメリット

・求職者に個別にアプローチできる
多くの入社志望者が一度に集まる企業説明会や就活セミナーでは、どうしても時間が限られてしまうため、企業のすべてを伝えるのは難しいものです。優秀な人材と出会っても、会社概要の説明だけで終わってしまい、自社に対する理解を深めてもらえないまま接点を失ってしまうこともあります。リクルーター制度があれば、求職者に対して個別にアプローチし、自社に就職するメリットについて、ゆっくり時間をかけてアピールすることができます。

・入社後のミスマッチを事前に防ぐことができる
入社志望者の志望理由が、本当に自社で実現できるのか、社員の雰囲気と合っているか、面接だけで判断するのはなかなか難しいことです。“入社してみたら自分がやりたい仕事と異なっていた”、“想像していた会社の雰囲気と違った”、などという理由で、せっかく入社してくれた人材がすぐに退職してしまったら、もったいないですよね。リクルーター制度を利用し、事前に現場で働いている社員から業務の詳細や雰囲気を伝えてもらうことで、入社後のミスマッチ防止に繋げることができます。

・求職者への理解を深められる
カフェなどのある程度リラックスできる環境で、1対1で対話することによって、入社志望者に対する理解が深められる点もリクルーター制度のメリットのひとつです。求職者のリアルな声を聞き出すことが可能になり、今後の採用活動の改善にも生かせるでしょう。

入社志望者側のメリット

・企業についてより深く理解できる
入社志望者側にとってのリクルーター制度の大きなメリットは、自分が興味ある企業についてより深く理解できるようになることです。現役の先輩社員に直接話を聞くことによって、企業説明会やホームページなどでは知りえない深い内容を得ることができたり、業界に対する理解を深めたりすることができます。また、企業が求める人物像を正しく把握できるようになり、面接対策を考える上でも大きな武器となるでしょう。

・就職活動の相談ができる
リクルーターは、自分の企業について説明するだけでなく、一緒に就職活動の相談に乗ってくれることもあります。就職活動における自分の軸は何なのか、リクルーターに相談しながら一緒に整理することができるため、自信に繋がります。もし、リクルーターからアプローチされた企業を特に志望していない場合でも、就職活動を有利に進めることができるかもしれません。

リクルーター制度のデメリット

一方で、リクルーター制度の導入には、メリットだけではなくデメリットも存在します。具体的にどのようなデメリットがあるか、企業側の視点から考えてみましょう。

企業側のデメリット

・一度に多くの対象者に接触できない
会社説明会と比較して一度に多くの学生に接することは難しくなり、多くの対象者と接点をもちたい場合には担当者を多くする必要があります。

・リクルーターの質によって結果が左右される
リクルーター制度は、リクルーター自身の質によって結果が大きく左右されます。リクルーターは、自社の特徴や魅力、仕事のやりがいを伝えること、適切な人材を見抜くことなど、多くのスキルが求められるため、さまざまな要素を踏まえたうえで選定する必要があります。

企業がリクルーターを選ぶ際のポイント

リクルーター制度は、リクルーターの質に左右されるため、そのポジションにふさわしい人物を選ぶ必要があります。リクルーターは学生と接点がありそうな、入社5年目までの若手社員が選ばれる傾向にありますが、まだ仕事への理解度が低い状態では語れることも少なく、入社志望者に会社の情報や魅力を十分に伝えられない可能性が考えられます。学生との協調性や、自社の理解度など、さまざまな要素を考慮してリクルーターを選出しましょう。

リクルーターにふさわしい人物像

  • ・誠実である
  • ・業界に精通している
  • ・コミュニケーション能力が高い
  • ・常識がある
  • ・連絡をまめにとる

まとめ

企業にとって、優秀な人材の確保や採用後のミスマッチ回避は大きな課題です。人事戦略のひとつとしてリクルーター制度の導入を検討してみてはいかがでしょうか。リクルーター制度を導入することで、企業側、入社志望者の双方にとってメリットがあります。ただし、リクルーターの質によって結果が左右されるので、そのポジションにふさわしい人物を選ぶことが重要です。

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