ネットワークエンジニアの仕事内容や特徴

ネットワークエンジニアの仕事内容や特徴

ネットワークエンジニアは、電子機器のネットワークの構築や運用を行う技術者のことです。ネットワークのトータルスキルとわかりやすく説明するコミュニケーション能力も求められる難易度が高い仕事としても知られています。今回はネットワークエンジニアの「具体的な仕事内容」「平均時給」「必要なスキル・資格」などをご紹介します。

ネットワークエンジニアってどんなことをするの?

ネットワークエンジニアの主な仕事内容には、「設計」「構築」「保守」「運用」の業務があります。具体的には、「設計」ではクライアントの要望に答えてネットワークを1から作り上げます。システムの高度な専門知識は必須となりますが、クライアントの求めるシステムをヒアリングする能力も求められます。「構築」では設計書をもとに通信機器やソフトウェアの設定などを行います。「保守・運用」ではネットワークシステムの維持管理やネットワーク障害対応を行います。派遣就業先によってはカスタマーセンターに近いヘルプデスク業務を任されるケースもあるでしょう。もし不具合対応をする場合には、システム復旧ために「迅速かつ正確」に業務を推進することが大切です。ネットワークエンジニアの未経験の方であれば、「保守・運用」の求人の方が多いのでチャレンジしやすいかもしれません。

ネットワークエンジニアの職場環境

ネットワークエンジニアの職場環境は就業先によっても異なるものの、一般的に各作業とも複数人のチームを組んで対応します。また、20~30代の男性社員の割合が高く、特に「保守・運用」業務では多くの派遣社員も活躍しています。

エンジニアの平均時給はどのくらい?

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派遣社員でネットワークエンジニアの仕事をする場合は、どのぐらいの給与になるのでしょうか。2017年4月の派遣スタッフ募集時平均時給調査によると、三大都市圏で働く場合、SE・プログラマ・ネットワークエンジニアの派遣社員の平均時給は、2,406円となっています。即戦力が求められる職種のため、経験者や資格所有者の方は高時給で就業できるケースもあるでしょう。
また語学スキルもあれば優遇される事もあるようです。モチベーションが高い人にとっては、努力次第で昇給も期待できるでしょう。

【出典】
2017年4月度 派遣スタッフ募集時平均時給調査(リクルートジョブズ)
http://www.recruitjobs.co.jp/info/pdf/pr201705161034.pdf

ネットワークエンジニアの将来性は?

ネットワークエンジニアの仕事は慢性的な人材不足が続いているため、派遣社員のニーズも減少する可能性は低いといえます。実際にネットワークの設計や構築はある程度整った企業も多く、より高度な技術を持つエンジニアの需要が高まる傾向にあります。将来的には、クラウドやセキュリティーに精通したエンジニアが貴重な人材となるでしょう。また、この仕事の苦労する点は夜間作業が多いことです。特に切り替え作業などは深夜に実施されることが多いため生活が不規則になる可能性があります。残業も多い会社も少なくありませんので、日々の体調管理が大切です。そして就業先によっては、ネットワークに関するクレーム対応なども任される場合もありますのでストレス耐性が必要とされるケースもあります。

臨機応変さが大切!向いているのはこんな人

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ネットワークエンジニアに向いているのは「ネットワークに関するトータルスキル」と「コミュニケーションスキル」の両方の能力がある人です。ネットワークエンジニアの業界は新しい情報や知識の習得が必須のため成長意欲の高い人が向いているでしょう。また、問い合わせや折衝時に難解な専門用語を並べて説明するのではなく、相手に分かりやすく説明できるスキルがあると重宝されるでしょう。そして、ネットワークエンジニアの仕事は突発的なトラブル対応も多いのも特徴です。そのため夜間作業も発生することも多く体力的なタフさも求められます。それ以外にも、システムの不具合対応時などは臨機応変に対応し、チーム内で協力して業務を推進することも大切です。

ネットワークエンジニアになるには?必要な資格やスキル

ネットワークエンジニアになるためには必ずしも資格が必要ではありませんが、資格所有者の方が優遇されるケースもあります。代表格としては「シスコ認定試験」があります。これは多くの企業がCisco Systems社のネットワーク機器を使用しているためで、難易度の低い順から、ネットワーク技術取得のスタートとなる「エントリー(CCENT・CCT)」、基礎レベルのネットワーク認定の「アソシエイト(CCNA・CCDA)」、中級レベルのネットワーク認定の「プロフェッショナル(CCDP・CCNP)」、上級レベルのネットワーク認定の「エキスパート(CCIE・CCDE)」、そして本プログラムの最高水準である「アーキテクト(CCAr)」の5種類に分かれています。また「ネットワークスペシャリスト試験」も難易度が高いことで有名な試験。この試験は日本のネットワーク試験では最難関のスキルレベル4となっています。そして、技術的なスキル以外にも、社会人として大切な「コミュニケーションスキル」「事務処理スキル」も求められる仕事です。キャリアステップとしては、「運用・保守」などからスタートした人は、「構築・提案」など上位工程の業務を担うようにチャレンジしましょう。

このように、ネットワークエンジニアは技術のスペシャリストともいえる重要な仕事。
エンジニアとしてキャリアを積むことで、貴方の持つ「技術力」と「コミュニケーション能力」をさらに培うことができるでしょう。

※当コラムに掲載されている情報は2017年3月時点のものです。

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