人間関係で悩みたくない!コミュニケーションスキルを磨こう

人間関係で悩みたくない!コミュニケーションスキルを磨こう

派遣に限らず職場の人間関係に悩む人は多い

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正社員や派遣という働き方に関わらず、お仕事でもプライベートでも、人間関係は生活における大切な要素のひとつ。心の健康に不安を感じるビジネスパーソンの中には、職場の人間関係を主な原因として挙げる人が多いようです。お仕事では立場や年代も違う多くの人々と関わるので、知らず知らずのうちに負担を感じてしまう場合もあるでしょう

特に派遣という働き方に慣れていない方の場合、派遣先の社風に馴染むまで時間がかかったり、社員の方との立場の違いに戸惑いを感じたりといったこともあります。だからといって「派遣先のことだから仕方がない」「自分は社員じゃないから遠慮しよう」とあきらめてしまうのはもったいないことです。我慢しながらお仕事をしていると、あなたの本領を発揮できません。何より、職場にいる時間は生活の大半を占めるのですから楽しい方がいいに違いありません。それではどうすればよいのでしょうか。

職場の人間関係を円滑にするコツを知っておこう

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人間関係の悩みを解消するためには、お互いの意思や感情、思考を伝え合うこと、つまりコミュニケーションを取ることが大切です。多くの人が悩むポイントはコミュニケーションの不足です。そう聞くと難問のように感じるかもしれませんが、コミュニケーションスキルは、日々のちょっとした心がけ次第で上達します。
まずは、他人に与える印象について知っておきましょう。「メラビアンの法則」を聞いたことがあるでしょうか。これはアメリカの心理学者によって提唱されているもので、人は誰かと出会ったとき、無意識のうちに、瞬時に相手への好意や反感を決めているという考えです。表情やボディーランゲージといった視覚情報が印象を決めるうえで大きな影響を与えており、次に声のトーン、「何を言ったか」に関しては第一印象にほとんど影響を与えないことがわかっています。
つまり、「何を」言うかよりも「どのように」言うかが大切なのです。お仕事の際に、笑顔で明るい応答を心がけるだけで、相手に好印象を持ってもらいやすくなります。今一度、お仕事をする自分を想像してみてください。頑張っているからこそ相手を安心させる笑顔を忘れずにお仕事をしましょう。

挨拶一つで信頼感もアップする

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お仕事では、やや緊迫した状態で会話をするケースが少なくありません。特に忙しい場合は、互いに表情もこわばりがちです。
しかも言葉の受け止め方は人それぞれなので相手のことを知らないうちは、誤解が生じることもあります。立場や性格、そして状況を読みとって、その場に応じた表情や伝え方ができるようになる。そんなコミュニケーションができるようになるには、ある程度の時間が必要となります。 自分のお仕事に一生懸命取り組みながらも、できるかぎり周囲にも目を向け、耳を傾けることを大切にしていきましょう。最初は上手くできなくても焦ることはありません。時間が経てばコミュニケーションの質も次第に上がっていくことでしょう。
とはいえ、いち早く職場に受け入れてもらいやすくするために、まず実践したいのが挨拶です。1日の始まりの「おはようございます」、何かやりとりをしたときの「ありがとうございます」、お仕事終わりに「お疲れ様です」「お先に失礼します」という言葉の中で、「あ、この人感じがいいな」と思ってもらえたら、私語などを交わさなくても、またはそういった会話が苦手でも、派遣先の人たちに、少しずついい印象を残していけるようになるのではないでしょうか。
「うちの職場はとっても静かで挨拶をするのに勇気がいる」「そもそも人付きあいが苦手」そんな場合も、訓練によって自然な笑顔とトーンを習得することはできます。たとえばコンビニや飲食店などでの店員さんとのやりとり。「ありがとう」「ごちそうさま」そんな短い言葉でも、きちんと発声し、さらに笑顔でいえるようになれば、職場でも意識しないで言うことができるようになります。良好な人間関係を築いていくために、ぜひ試してみてください。

無理なく自分の意志や要求を伝えるために

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ビジネスの現場では、頼まれたことは断りにくいものですし、一方ですべてを受け入れるのも難しいものです。そのため相手の気分を損ねることなく、自分の意志を伝えるコミュニケーション技術が重要になってきます。「アサーション」は、そうした技術の代表的なものです。そこで簡単に実行できるアサーション技術の一部を紹介しておきましょう。
まず、「私」を主語にした表現を心がけてみましょう。たとえば「もっと協力してください」という表現は、「あなたが」という主語が隠れており、そこには非難する気持ちも含まれてしまいます。これを「手伝ってもらえると、(私は)助かるんだけどな」と言えば角も立ちません。「私は、~してもらえると嬉しいです」や「私は~だと助かります」といった表現で、「私」を主語にし、気持ちも添えて伝えてみましょう。
では、やや無理な頼みをお願いされたときはどうすればいいでしょうか? まず、こちらの状況や気持ちをしっかりと伝えることが重要です。たとえば「すみません。○○課長から頼まれたお仕事の期限が明日でかなり手間取っていて、あまり余裕のない状況なんです」と伝えます。
そして大事なことは、状況を説明した後に、譲歩と相談を加えることです。たとえば「締め切りを2日伸ばしていただけたら対応できそうです。こういったときにもっとよい方法があれば教えていただきたいです」と言えば、よりよい解決法を上司から提案してもらえる可能性もあります。
安請けあいして周りに迷惑をかけるより、角の立たない形で自己主張をする方が、結果的に上司にとっても会社にとっても、何より自分にとってもプラスになります。ぜひアサーションのスキルを活用してみてください。

※当コラムに掲載されている情報は2016年3月時点のものです。

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