派遣に関する保険の知識

派遣スタッフの「健保(健康保険)」てナニ?

就業して2か月以上働く場合は「健保(健康保険)」に
加入できる

派遣スタッフとなって「さぁ頑張ろう」と思っても、病気やけがをしたときのことを考えると不安になるかと思います。しかし、そんなときに頼りになるのが健保(以下健康保険)制度。派遣スタッフも正社員と同様、社会保険に加入することができます。健康保険とは病気やケガなどをした場合に、医療費の一部を負担してくれる制度です。その他に扶養されるご家族がいる場合は、ご家族もほぼ同様の給付が受けられます。なお40歳から65歳未満の方は、健康保険とあわせて介護保険料が徴収されます。
ただし、どんな人でもすぐに加入できるのではなく、原則として勤務日数と勤務時間が派遣会社の一般社員のおおむね4分の3以上かつ、2ヶ月を超える契約期間が見込まれる場合が条件となっています

『協会けんぽ』と『組合健保』何が違うの?

派遣会社が導入している制度によって、派遣スタッフが利用できる健康保険の種類は違ってきます。大きく分けて、『全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)』と『組合管掌健康保険(組合健保)』の2つ。『協会けんぽ』は従来、国(社会保険庁)で運営しており、政府管掌健康保険という保険でしたが、2008年10月に全国健康保険協会が運営することになり、『全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)』になりました。
『組合健保』は厚生労働大臣の許可を得て、各企業が作っている独自の健康保険組合の保険が組合健保と呼ばれるものです。
加入要件を満たす方には、スタッフサービスでご就業中(メディカル・ITソリューション・エンジニアリングを含む)の場合は人材派遣健康保険組合(組合健保)、テクノ・サービスでご就業中の場合は全国健康保険協会(協会けんぽ)にご加入いただきます

健保と国保の違いとは

病気の際に医療費の給付が受けられる制度は、健保だけではありません。国民健康保険(国保)も、同様のサービスを受けられえる制度です。国保は個人事業主や社会保険が用意されていない会社員、扶養から外れたアルバイトなど会社の健康保険に加入できない方が加入するものです。
では、健保と国保にはどのような違いがあるのでしょうか。かつては医療費の自己負担分に差がありましたが、現在では健保の負担率が上がり共に3割負担となっています。しかし健康保険料の半分を会社が負担してくれる健保と違い、国保は全額自己負担です。さらに国保では出産手当金や傷病手当金などが、健保と違って支給されません。この傷病手当金は治療のためにお仕事を休んだ場合に給料の6割が支給される制度で、万が一の備えとして重要なものです。さらに健保は世帯単位で保険料を算出するのに対して、国保は個人を単位とします。そのため健保の被保険者が扶養する親族については、保険料を払う必要がありません。しかし国保は「扶養」という概念がないので、子どもであって保険料がかかってくるのです。このようなことを考えると、健保に入れるところで働きたいという要望があるのも当然でしょう。
国保は自治体ごとに保険料の計算方法も違い、年収によっても値段が異なります。個人事業主として独立するなど健保から国保への切り替えを検討している方は、どれぐらいの保険料を払わなければならいのか、市町村役場にたずねてみてはいかがでしょうか。

健康保険の保険料はどれくらいかかる?

健康保険に加入すると、保険料が毎月の給料から自動的に差し引かれます。毎月の保険料は、加入した月から被保険者でなくなった日(退職日)の翌日の前月分まで、月単位で収めます。ただし加入した月と同じ月に被保険者でなくなった場合は、1ヶ月分の納付が必要になります。問題はこの保険料、いったいいくらぐらいかかるのでしょう。保険料は収入によって決められます。収入は月ごとにばらつきがあるため、一定の幅をもたせた標準的な収入額(標準報酬月額)を決め、これを基準にして計算します。
保険料率は変更することもあるため、詳しくは人材派遣健康保険組合(http://www.haken-kenpo.com/)または全国健康保険協会 (http://www.kyoukaikenpo.or.jp/)のホームページをご確認ください。