年代・ライフステージ別、派遣の働き方

40代バリバリ現役の派遣スタッフの働き方

40代の派遣スタッフが増加傾向

「40代になってもバリバリと働いている派遣スタッフ」が増えています。国が実施している『労働力調査』(※)でも、派遣スタッフは増加していることがわかります。初めて派遣スタッフの実数が調査されたのは1999年8月で、このときの派遣労働者数は28万人でした。しかし2013年10~12月平均の派遣労働者数は117万人。この約15年で89万人も増加しています。
年齢別実数を見ると、35~44歳の派遣労働者数は、1999年の3万人から2013年には34万人へと大幅に増加しており、各年齢層の中で一番のボリュームゾーンになっています。45~54歳では、1999年の3万人から2013年には20万人へと増加しているものの、これ以上は年齢が上がるにつれて徐々に減少しています。
このような状況で「40代になってもバリバリ派遣スタッフとして働きたい!」と思うのであれば、20代、30代での働き方が大切になります

20代、30代で『コアスキル』を身につける

派遣スタッフとして働くことによって、身につけられるものは『実務経験』です。20代、30代でさまざまな実務経験を積んでいくなかで、あなたの能力を最大限発揮できるお仕事があれば、それがあなたの得意分野になります。得意分野にさらに磨きをかけると、『コアスキル』に変わっていきます。「得意分野のお仕事なら誰にも負けない!」というほど特化していけば、年齢が上がっても、『コアスキル』が必要なお仕事を得ることが可能となります。
「私のコアスキルは○○で、このような実務経験を積んできました」と、コアスキルを武器にして40代になっても働いていく。これが、第一線で働く40代派遣スタッフのよくあるスタイルです。こうしたお仕事のスタイルを修得するためには、20代、30代のうちから、40代になった自分が派遣スタッフとしてどんなお仕事をしているのかを意識して働く必要があります。派遣スタッフはお仕事の内容が固定されているケースが多いので、最初のうちはこなすだけで精いっぱいなお仕事でも、日々の業務をこなしていくうちに徐々に自分の業務を見つめなおす余裕がでてくるでしょう。担当する業務に慣れてきたら、お仕事のスピードを上げたり、もっと効率的にできるところはないかチェックしたりと、同じ内容のお仕事でもブラッシュアップを図ることで、スキルがもっと磨かれます。また、心と時間に余裕ができたところで、関連資格を取得するための勉強を始めるのもよいでしょう。

『コアスキル』を裏づける資格取得のススメ

資格取得はスキルがあることを証明する有効な手段のひとつです。しかしどんな資格でも実務が伴っていないと、なかなか武器にはなりえません。『コアスキル』を持ち、それに関する資格を取得していくことで、あなたの『コアスキル』がさらに大きな武器となります
たとえば経理事務が得意なら『簿記検定』。パソコンを使ってのお仕事が得意なら『Microsoft Office Specialist』や『ITパスポート試験』などを取得するのがよいでしょう。英語を使ってお仕事をしている人であれば、『TOEIC』の点数をさらにアップさせるために勉強しましょう。どの資格も、今のお仕事をさらに効率よく進めるためのヒントがたくさん詰まっていますから、日々の評価に直結してきます。
資格があれば、コアスキルをもとにさらに派遣のお仕事の幅が広がる可能性もあります。また、資格を持てばより深い知識を持っている自分を感じることができ、プロフェッショナルとしての自信が備わるはず。プロとしての自信があなたを輝かせ、より難しいお仕事に挑戦しようとする意欲がわいてくるかもしれません。
20代、30代のうちから『コアスキル』を意識して派遣のお仕事をしてみましょう。そのうえで得意分野を見つけ、実務経験を身につけながら資格も取得してみてはいかがでしょうか。今の時代は何歳になっても、きちんとした専門知識と経験があればしっかりお仕事が見つかる時代です。コアスキルに関する資格を取得することで、さらにお仕事の幅は広がっていきます。

※参考資料:労働力調査 長期時系列データ『長期時系列表9 年齢階級,雇用形態別雇用者数 - 全国』