年代・ライフステージ別、派遣の働き方

そろそろ転職?30代の派遣!

30代になると考える、将来のこと

20代後半から30代前半は、いろいろと将来のことを考え始める時期。実際に派遣スタッフとして働いている人でも、20代後半から30代にかけて「正社員として働きたい!」と考えている人は多くなります。厚生労働省が発表した『平成24年 派遣労働者実態調査』によると、現在派遣スタッフとして働いている人のうち『正社員として働きたい』と考えている人は、20〜24歳では40%ですが、25〜29歳で52.5%、30〜34歳で52.0%と、正社員への希望が高まっています。派遣スタッフの場合、いろいろな職場で実務を経験できるメリットがあります。派遣スタッフとして働いてきた人のなかには経験を積み、専門的な能力を高め、アピールできるキャリアをつくり上げてきた方も少なくありません。むしろ、就職活動でうまく希望の会社に入れなかった方でも、派遣という働き方をうまく活用することで実績やキャリアを評価され、中途採用として転職される方もいらっしゃいます

派遣スタッフとして長く働く道も

20代で培ったスキルを武器に、30代も長く派遣スタッフとして活躍したいと考えている方もたくさんいます。その理由はさまざまです。結婚や出産のライフイベントがあってもフレキシブルに働くために派遣を続けたい、ひとつの技術を極めるために異動のない派遣という立場でいたい、一定期間働いた後に長く旅行をするライフスタイルを続けていきたい、などなど。
派遣スタッフとして長く働いていくためには、日々の業務の中でお仕事に役立つスキル・経験を身につけていくことも大切ですが、職場での人間関係をうまく作っていくスキルを身につけることも今後のキャリアの役に立つでしょう。
「スキルを活かしたい」「好きな仕事をしたい」など、自分の理想を持って働くことも大事ですが、一定期間を過ぎると働く場所が変わる派遣スタッフにとって、自ら積極的に環境に馴染んでいくスタンスは組織で働く上ではとても重要です。コミュニケーションスキルをひとつの武器にできるよう、技術を磨いていきたいものです。
また、当然のことながらお仕事のスキルのレベルアップも課題の一つです。特にIT業界などの技術は日進月歩で、自分で努力して新しい情報を受信していかなければなりません。

直接雇用前提の派遣制度『紹介予定派遣』も一つの手段

紹介予定派遣という形で派遣先に就業すると、正社員や契約社員など派遣先への直接雇用のチャンスが広がります。紹介予定派遣は、通常の派遣と同様に、派遣会社から派遣先に出向き働きます。大きな違いは直接雇用が前提であるということ。派遣期間は最長6ヶ月で、その間に派遣スタッフは社内の雰囲気や仕事内容が自分にあうかを見極められます。受け入れ先の会社でも戦力となる人材なのかを判断できるため、双方にメリットがあります。結婚でいうところの「お見合い」のようなものです。いろんな人と出会うことが前提となっている「婚活パーティー」などと違い、あらかじめ双方の適性を鑑みた上での紹介となるため、成約の可能性は高いといえます。
派遣スタッフが紹介予定を利用する場合、さらに大きなメリットがあります。それは派遣会社のサポートがあるということ。先ほどと同様、結婚になぞらえるなら、派遣会社は仲人の立場です。あなたが持っているスキルがどのようなお仕事に向いているか、的確なアドバイスを受けられるのと同時に、直接雇用に関する交渉も、派遣会社がおこなってくれます。派遣で働きながら自力で転職先を探す場合、条件にマッチする会社の検索や履歴書の作成、面接などでかなり時間を割かれてしまいますから、紹介派遣はとても効率的なお仕事の探し方といえるでしょう。
派遣スタッフとしてさまざまな経験、スキルを身につけてきたことは転職活動において武器になります。派遣会社の担当者と相談しながら、今後の方向性を見つけていきましょう。